閉塞状態の政治・経済ばかりの投稿が続いていますが、今日は昨日のNHKの「スタジオパークからこんにちは」のアンコール特集で聞いた赤塚不二夫さんの話しで私なりに感心しことを纏めて見ました。
赤松さんに就いては改めて書くまでもなく、「おそ松くん」、「天才バカボン」などで有名なギャグ漫画の作家でバカボンの父親の「これでいいのだ!!」は赤塚さんの代名詞かわりなっているようです。
・トキワ荘の生活
一年発起して、後、漫画家たちのたまり場で有名になったトキワ荘の生活で石森章太郎さんや、藤子不二雄さんなどと寝食を共にしながらの耐乏生活。
稀に誰かが投稿が採用された時その稿料での全員参加のパーティー。
誰もがその成功を羨んだり妬んだりせずに皆で祝いあい助け合う生活、と赤塚さん。
ひねた私から見れば、何人かは心の中で悔しがったりした人もいるし、下宿のムードを考えてそれを見せなかったことに、赤塚さんが気付かなかったのかも知れませんが、彼の「これでいいのだ!!」の性格かも知れません。
お人好しの私も多分にその傾向がありますが、割合に他人への気配りがきく妻か何時も叱られています。
・手塚治虫さんの教えを実行
トキワ荘の先輩の手塚治虫(おさむ)さんから「漫画家で成功したいのなら、最高の文学を読み、最高の音楽を聞くなど最高のものを学ぶ必要がある。」と言う話しを聞いて後、最初に貰った稿料をはたくつもりで、レコード店に行き最高の音楽のレコードを買いに行った。
結局、店の人の勧めでクラシック音楽のレコードを買い、トキワ荘で皆に聞かせたこと。
私は芸術などとは遥かに遠いところにいますが、それでも川柳やクラシックギターを齧っています。
然し文学作品など近頃は完全にご無沙汰状態ですし、コンサートと言えばお付き合いで行くか、タダか安い入場料のときしか行った事がありません。
これでまったく上達しないのは当然です。
・不思議な夫婦関係
赤塚さんの仕事が忙しくなって、出版社から世話をして貰った美人の助手と協力して執筆生活が続き、彼女ののアイデアも随分取り入れ事実上の合作状態が続いた。 (と赤塚さんの話)
その助手の登茂子さんと結婚したが、何故か離婚。 (と赤塚さん)
その彼女が赤塚さんとは旧知の眞知子さんと言う女性との結婚届けを赤塚さんの所に持ってきてサインさせられた。 (Wikipediaによると多忙を極める中アルコール依存症に陥っていた赤塚のサポートをと元妻の登茂子さんが考えたそうです。)
そして結婚会見のときの赤松さん、新夫人の眞知子さん、元夫人の登茂子さん不思議な集合写真。
この「4人は今でも仲良く暮らしている」と赤塚さん。
番組の最後に「私は人に憎まれないのだ!!」の字幕
お人好し(勿論悪い意味での)を自認する私も似たような立場になれば、そんな赤塚さんの元妻の登茂子さんのような気持ちになるかも知れないし、赤塚さんのようにそれを受け入れる気持ちになるかも知れませんが、やはり世間体と言うか世の中の常識が働いてとても二人の真似は出来ないと思います。
赤塚不二夫さんは登茂子さんの配慮も空しく、彼らしく生きそして不摂生のために72歳で早世しました。 (なお登茂子さんも眞知子さんも赤塚さんの前に亡くなり、お子さんだけの家庭で亡くなったそうです)
私は人一倍健康に気をつけて、細々と生き長らえています。
赤塚さんの華々しい活躍をしてぱっと散る生きざまは羨ましいような気がしますが、才能も何もない私に真似しようもありません。
赤塚さんの「これで良いのだ!!」ではありませんが、 人は皆それぞれ自分らしく生きるしかないし、それが一番良いのでしょうかね?
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