国民新党
今回の参院選で一番目立ったのはみんなの党の圧勝と国民新党のゼロ敗です。
結果として1議席減らした社民党4に続いて3議席減らした国民新党は3、新党ながら1議席増やした立ち上がれ日本3と並んで仕舞いました。
その原因は、
・天下り禁止の民主党の公約に反して亀井静香さんの意向で日本郵政トップに2人の天下りさせたこと
・参院選直前に郵政改革法案について、民主党が国民新党に配慮して、衆院総務委員会で1日審議しただけで委員会採決を強行した
ことでマスコミ(特に民主党支持の)から亀井さん、国民新党がすっかり悪者扱いにされたことだろうと思うます。
亀井さんは外国人参政権など一連の法案は絶対に阻止すると言っていましたが、
・民主党は公約からそれらのことは全て除いてしまっていること、
・前回の衆院選のときは、民主党政策集INDEX2009にその記載がありましたが、それも今回は廃止していること、
・前回は小沢さんが韓国の大統領や約束したりしていましたが、その動きも余り見えなかった
ことから、一般の人達は亀井さんが何を言っているか判らなかったのでしょう。
少数政党の連立参加の問題
一昔前、民社党と言う政党があり、資本主義に社会主義を盛り込んだ政策を主張をしていました。
今の民主党や自民党の傾向やEU、米国などの傾向から見て、民社党は先進的な政策を持っていたのですが、自民党と連立を組み、その政策の良い所を全て自民党に吸収され、すっかり存在意義な無くなってしまいました。
亀井さんはその連立の危険性を十分に知った上で、自分の政策の遂行のため民主党と組んだのでしょうが、肝心の郵政改革も参院の多数を野党で占められ、その行方もすっかり怪しくなったようです。
民主党政権は連立の相手を探しているようですが、連立を組んだ少数政党は民社党、公明党、国民新党、社民党の過去と現況を見て十分に考える必要があると思います。
私は少数政党は連立などせずに、政権の政策毎に是々非々を貫いた方が日本のためになると思うのですが。
立ちあがれ日本
私は平沼さん、与謝野さんと言う真面目な人達が率いる同党の頑張りを期待していたのですが、僅か1議席増やしただけに終わりました。
しかも期待の二人のうち片山虎之助さんが当選したのは良いとして、もう一人の中山成彬さんが、党内の順位でも4位で落選したのは残念でした。
前にも書きましたが、最近の選挙戦(とくに参院選比例区)で一番大切の作戦は如何にテレビに出るかですが、現実は各党の討論会でも党の議席数に応じてアピールする時間が決められていては、少数政党の時間が短くなるのは致し方ないことです。 (極端な話、毎回ゼロ議席のK、Jなどの党や泡沫候補まで民主党と同じ時間を与えていては放映の時間がなくなって仕舞います。)
たちあがれ日本は結党→参院選の期間が短かった(特に中山成彬の場合)所為ももありますが、それなりの対策、特に後記するネットの活用など考えるべきでした。
ネットの活用
私の参院選のもう一つの関心事は政治ブログランキングで何時もトップ3の中に入っている、三橋貴明さんの落選、それも自民党内で25位の落選でした。
三橋さんは次回もネット選挙戦術で挑戦されるそうですので、政治家のネットの活用を訴えてきた私としては、是非再起を期して頑張ったて貰いたいと思います。
私は基本的にはボランティアベースで投稿されているネットの記事の批判はしていない積りですが、今回だけは勘弁して頂いて、気がついたところを書かして貰います。
私はこの「参院選結果が教えるもの」シリーズを書く前に各党の公約を調べて見て一番感心したのは みんなの党の公約でした。
Ⅰ 増税の前にやるべきことがある!
-まず国会議員や官僚が身を切るべきだ-(約1000字に亙る基本的な考え)
「小さな政府」(スリムな政府)に
1.国と地方の公務員人件費削減を実現する(公務員の数を削減、給与をカット)
8項目の政策
2.民主党政権が断念した「天下り根絶」を断行する
(以下省略)
公約の羅列はどこの党でもありますが、みんなの党の公約は国民に自分達の言いたいこと聞いて貰うことをそのまま真っ直ぐに国民に訴えかけています。
三橋さんのブログを見ますと(本文より先に)直ぐに目につくのが三橋さんの著書の広告です。
三橋さんとしては訪問者に自分良く知って貰いたいと思っておられるのかも知れませんが、私のようなヒネタ年寄りから見ると自分の売り込みより本の売り込みをしているとしか思えません。
私は少なくとも選挙前は、みんなの党のように要らないものは削ぎ落として、全面を使って自分の思うことを折角の来訪者に対して真っ直ぐに訴えるべきだと思うのですが。
三橋さんのブログの良い所は(三橋さんに投票したけれど、~の理由で人に勧められなかったなど)批判的なコメントも削除せずに載せていることです。
私の自虐川柳の
井の中の蛙ブログの正義感
のようにネット上の投稿の効果も限度があることを三橋さんが教えてくれました。
それだけ政治家や政党(特に少数政党)はホームページやブログの書き方にもっと配慮した方が良いようなきがします。
私のような小ブログ主が大ブログの著者に批判染みたことを書きましたが、三橋さんがコメントの批判や私の意見を参照して頂いて、新しいネット選挙戦術で再挑戦されることを祈っています。
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。
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