先日、何故か判りませんが、私のところに日銀から「生活意識に関するアンケート調査」が廻って来ました。
その用紙の最後に意見欄がありましたので、「日銀は経済再建のために低金利で銀行に貸し出しているが、その金が資金に困っている中小企業に廻らないのは何故か」と書きました。
私のブログは基本的に批判だけでなく素人からみた提言も入れているのですが、銀行の問題だけは全く見当も着かないので、今までの報道と最近のテレビの解説番組、最近の「たかじんのそこまで言って委員会」や「たけしのTVタックル」など政治バラエティーなどで明けられて問題点だけ並べてみます。
どなたか適切なアドバイスをして頂けるようお願いいたします。
・日本の銀行は日銀から受けた低金利の資金を外国の投機機関に回して、結果的にはそれが原油価格の高騰、米国の住宅バブルに貢献、その崩壊で日本経済は莫大の被害をこうむった。 (と言われています。)
そして一番先に回復したのは銀行、一般企業がやっと回復仕掛けたのはごく最近だ。 (銀行は自分たちがリーマンショックの種を蒔いておいて、先に回復するなどあまりにも調子が良すぎるような気がしますが。)
そして米国のバブル崩壊前に、日本のバブルの反省から先に手を引いた日本金融だけが世界的に見てしっかりしている理由で円高→そのために輸出中心の企業の不振→日本経済の停滞です。 (銀行は彼らの判断を取引先の一般企業や政府に提言できた筈と思うのですが)
・ゼロ金利の癖に手数料だけはばっちり取る
・一昔は銀行に預けていれば10年もすればそれが倍になっていたのに、現状の銀行は安全な貸し金庫くらいの役しかしてない、詰まり今の日本は一般大衆の犠牲の上にたった低金利政策であることを銀行は判っているのだろうか?
・銀行の中には法人税を払っていないのにトップが高級を取っている銀行もある由。
・消費者保護のための筈である貸金業法は実質的に消費者を闇金融に走らせる結果となっている
・中小企業への貸し出しの特例処置を決めたのに、審査に手間取るばかりで割に合わないとして、これを受け入れる銀行はゼロ
・リスクの高いが資金需要の一番大きい中小企業への貸し渋り、貸し剥がしの傾向
・この傾向への対策として設立された東京都の新銀行東京、検察に挙げられた木村剛さんの日本振興銀行の経営が上手く行かない。
・大企業への貸し出しに関しては資金需要がないし、内部留保を多く持っている (だから中小企業に金は回さないし、大企業の需要がないので日銀からの低金利の資金はだぶついている→国債購入?)
(ついでですがみんなの党の日銀の資金の大量供給→産業の活性化の公約で、この問題に就いての具体策がないとして批判を浴びているようです。)
・日銀からの銀行に流れた低金利の資金は、本当に資金の欲しい中小企業に回さずに安全な日本国債購入に回している (もっともこれが日本が膨大な国債残高を抱えていても、ギリシャノの二の舞にならず今の所、何とか凌いでいる理由に上げられています。)
・(前に書いたように)日銀はそれにも関わらず超低金利政策を続けているが実効が上がらないが何故か続けている。
・銀行経営者のモラルは?彼等は日本経済に貢献していると思っているのだろうか?
・この様な銀行に対して政府も日銀も何もできないのだろうか?
これに対して素人でも判るのは
・銀行は国民生活にがっちり食い込んでいること、日本経済の運営の中心的存在であること
・民主主義国家である日本の政府は銀行の経営に余程のこと(例えば日本の金融危機の時の竹中平蔵さんのように)でないと介入できないこと
のため政府も日銀もお手上げ状態のように見えることだけでです。
あれこれ考えてみると、銀行はまるで人体にがっちりととりついている癌とまではいきませんが、無くては困るが脳の言う通りには動かない腫瘍のような存在のような気がします。
然しだからと言って、上記のような素人から見ても疑問だらけの銀行の経営が今のままで良いようにはとても思えませんし、十年一日のようにな日銀の低金利の資金の提供も垂れ流し状態のように見えるのですが、何か良い案はないのでしょうか。
どうぞ経済に詳しい方のアドバイスをお待ちしております。
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