秋も深まり今日から11月。後2月でお正月が来て、また歳を1ついただく。残り少なくなった人生。そろそろ終活の時期、年はもう取らなくてよいと思うがいかが。でも神様、みんなに平等に1つ歳を下さる。
11月1日は年賀はがきの発売日。以前は、先を競い並んで買ったものだが、この頃は発売日も思い出さない。毎日が日曜日、現役時代とは違い年賀状の数も随分と少なくなった。今年の年賀状、何枚用意しようかと思案する。 師走にはいると「喪中、年賀欠礼」のはがきが届き出す。年々その数が増えている感がある。いただくと故人を思い出しふとさびしくなる。
毎朝の楽しいラジオ体操。1928年の今日。初代が誕生した日だそうだ。今放送されているラジオ体操は4代目。11月になってから外は少し寒い。部屋の中での体操がいつもの日課。第1第2合わせて10分間だが、全身の筋肉約120の全部を使うそうだ。いつまでも続けようと妻とは暗黙の了解ができている。
我が家の庭にある大きな”アメリカはなみずき”。葉が真っ赤に染まった。小さな赤い実を沢山つけている。そのそばに小さな花芽を見つけた。早々と春に向けての準備だろう。その活力には驚く。 私も“アメリカはなみずき”を見習い、新しく歳を取りたくないと嘆くだけでなく、まだまだ丈夫と改めてわが身を見直す気になった。
晴れ渡った早朝の空、まん丸だった月がだんだんと欠けてきた。線のように細い弓なりの月が見える。繊月と呼ぶそうだ。
転勤で3年ほど人吉に住んでいた。人吉は西の小京都ともよばれる温泉の町。人吉にかけて”おひとよし”とも呼ばれる美人の産地だと土地の人は言う。また“球磨焼酎”のふるさとでもある。”繊月”という銘柄の焼酎がある。11月にはいると、月を観ながら甘露甘露と”繊月”を嗜んだものだ。
野球の神様と呼ばれた川上哲治さんがお亡くなりになられた。川上さんは人吉のご出身。わたくしの住んでいた社宅のすぐそばに川上さんの実家があった。高速道路の脇には、川上哲治野球場がある。野球の神様、郷土の誇り、謹んでご冥福をお祈りします。
冷え切った朝の散歩もまた楽しい。澄みきった薄暗い空に光る無数の星の群れは見事な美しさ。早起きは三文の得。よく言ったものだ。東に見える阿蘇の連山から朝日が昇る。気もこころもさわやかになる。
さあがんばるぞ、明日も散歩だ。楽しいな。