中国では、有害物質のPM2.5(PM2.5とは)が環境破壊の影響で大量発生している。北京や瀋陽の大気汚染は、ニュースで見る限り、ものすごい。中国では、このPM2.5の大気汚染で死人まで出る騒ぎとなっている。
この大気汚染、中国だけの環境問題ではなく、近隣の韓国や日本各地にも大きな影響を与え始めている。
PM2.5は偏西風に乗ってやってくる。その影響を受けやすいのは中国に近い、福岡県や熊本県、長崎県、そして沖縄県を中心とした九州地方や愛媛県、徳島県、香川県、高知県の四国地方だが、11月に入ってからは、さらに、広島県や大阪府、そして愛知県(名古屋市)などの西日本でも環境基準値を超えるPM2.5による大気汚染が観測され始めている。
当地、熊本でも、ここ数日の間に、大気汚染注意報が何回も出されている。
PM2.5は、大気に溶け込んでいるため、体内に吸収されやすく、人体に重大な悪影響を及ぼすという。注意報が出ると、2.5の予測数値が高い外での運動を控える。外出はできるだけ避ける。などの対策が必要となる。PM2.5対応マスクの着用も対策の一つだ。
日本へのPM2.5の飛散時期は黄砂の時期とほぼ同じ季節(2月~4月) となっているので、黄砂の飛散予想と合わせてPM2.5の予報をいつも確認しておきたいものだ。
地球温暖化に対する取り組みは、途上国、先進国の利害を離れ、各国が力を合わせて取り組まねばならない喫緊の課題だ。ワルシャワで開かれている国連気候変動枠組み条約締結国会議(cop19)の討議に大いに期待する。
(参考) 環境省による「注意喚起のための暫定的な指針
レベルⅠ 暫定指針値 日平均値70μg/m³以下(1日のなるべく早い時間帯のうちに左記の値に達する事を判断するための値として、1時間値85μg/m³以下)。 行動の目安 特に行動を制約する必要はないが、高感受性者(呼吸器疾患や循環器疾患を持つ人、小児、高齢者など)は健康への影響が見られる可能性があるため、体調の変化に注意する。
レベルⅡ 日平均値70μg/m³超過(1日のなるべく早い時間帯のうちに左記の値に達する事を判断するための値として、1時間値85μg/m³超過)。 行動の目安 不要不急の外出や屋外での長時間の激しい運動をできるだけ減らす。高感受性者は、体調に応じて、それ以外の人より慎重に行動することが望まれる。
九州北部 | 汚染 | やや多い | やや多い | やや多い | 多い | 多い | 多い | 多い | |
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黄砂 | 少ない | 少ない | 少ない | 少ない | 少ない | 少ない | 少ない | ||
九州南部 | 汚染 | 少ない | 少ない | やや多い | やや多い | やや多い | やや多い | やや多い | |
黄砂 | 少ない | 少ない | 少ない | 少ない | 少ない | 少 |