紅葉の季節。紅葉は北の方から順次南下してくる。
北海道や東北各地の紅葉名所の、真っ赤に映える楓や黄色に染まったブナの写真がテレビや新聞をたびたび賑ぎあわす。
残念ながら紅葉前線が九州に届くのはいつごろうだろうか。
まだまだ、付近の山や近くの森は緑でいっぱい。わずかに”はなみずき”や”フウ”の木などの街路樹が少し赤身を帯びている。
久住山や黒岳、祖母山などの高い山の頂上付近の紅葉はすでに見頃というが、何しろ高齢の身、もみじ狩りはままならない。
近くでは、平家落人の里五ケ庄や子守唄で有名な五木村が紅葉の名所。 訪ねたいとの思いは強いが、最近、愛用の車を廃車した我が家、思いをかなえることができない。少しだけ娘夫婦にもみじ狩をお願いしてみようかな。
以前、旅した日光のいろは坂、中禅寺湖周辺の”かえで”や”ブナ”の紅葉の風景。昨日のことのように思い出す。北海道で見た、知床の森の紅葉も忘れがたい。森の中に立つ1本の立て札には「熊に注意」と書いてあった。
九州ではほとんど見ることのできない”カラマツ”や”ななかまど”。網走天都山でみた真っ赤に映える”ななかまど”は、真下に見るオオツクの海の青さと見事なコントラスをなしていた。観光バスの窓から見る道路の脇のカラマツ林は長い黄色い帯だった。カラマツは落葉樹、紅葉することを始めて知った。
アルペンルートの紅葉も忘れられない遠い思い出。
(アルペンの紅葉)
紅葉の季節が過ぎるとやがて寒い冬がくる。体には十分注意することとしようかな。