秘密保護法案の修正案が、衆院で強行採決された。この混乱ぶり見てはおられない。
実のところ、この法案の内容やその及ぼす影響など、良いか悪いか私にはよくわからない。だが、この法案、日常の生活に直接影響することは明らかなようだ。
この法案の内容が広く知られるにつれ、報道機関に限らず、法律家、憲法や歴史の研究者、多くの市民団体など多くの人が、問題点を挙げ反対している。
その主な問題点は、国民の「知る権利」の侵害。 秘密の範囲があいまい。秘密指定の期間。第三者機関のチエック。 の4つ。
戦前、戦中を知る人たちには、この法案がこのままだと、戦前、戦中の悪法と呼ばれる「治安維持法」の再来と写ることだろう。
与党はなぜ、この時期に、国会審議を強行採決し、拙速に合意と法整備を急ぐのだろうか。疑問に思う。問題点を国会で時間をかけて審議し、疑問となる点を解消する。反対する人たちに懇切に真意を説明する努力と時間が国会に求めらるのではなかろうか。話し合えば完全に一致しないことがあるかもしれない。
だが、このように国民を2分する大きな事案。時間をかけて、反対する野党も十分な論議が出来たと納得するような慎重な審議が必要ではなかったろうか。
安倍総理は審議時間は十分とった。40時間を費やしたと胸を張られる。反対する野党はこれを十分な審議時間だったと納得してないだろう。
採決の前に行われた福井の公聴会。出席者全員から反対の声が上がった。しかし、翌日は強行採決。公聴会とは名ばかり。最初から結論ありきのアリバイ作りに利用しただけ。
今日の強行採決、与党の数の力に奢った権力の暴走とかしか言いようがない。国民の大多数はそう感じたことだろう。
法案は参院に回された。与党は今国会中に可決させると意気込んでおり、審議時間も衆院と同じ時間を確保すると答弁している。だが、会期末まで残り1週間。時間がたりるわけはない。与党の真意は、またまた強行採決か。
参院はいつのころからか、衆院のコピーといわれる。先の選挙で衆参の捻じれは解消したものの、その結果は与党の暴走を許すこととなってしまった。参院でも強行採決が行われるとなれば、まさに参院は衆院のコピー。参院の存在意味はなくなってしまう。参院の自爆行為となるだろう。
与党の「数の力に奢った権力の暴走」は許されない。これからの選挙(地方選も含めて)で、一票の力を示すことだ。
まだまだ遅くはない。