今夜は「中秋の名月」。雨続きだったこの日は、雨もご遠慮されたか、夜空をみあげると、お月さまがひときわ大きく山吹色に輝き、大きな輪の中には餅をつくウサギさんが影絵のように浮かび上がっている。
「中秋の名月」は旧暦の8月15日、その日は毎年異なるようだ。去年は9月19日、一昨年は9月30日だった。9月初旬に訪れた今年の十五夜早いうちだという。
「中秋の名月」と「仲秋の名月」は異なることを初めて知った。年は取っていても初めて知ることは沢山ある。勉強する種はどこにでも転がっている。勉強は何時までも欠かせない。まだまだ頑張ろう。「仲秋」とは、秋を初秋(旧暦7月)、仲秋(同8月)、晩秋(同9月)の3つに区分した場合、旧暦8月全体を指す。対して「中秋」とは「秋の中日」のこと。
「仲秋の名月」は月が最大の大きさになるとあるが、今年の月は少し欠けて見えるそうだ。最大になるのは明日九日の夜。「スーパームーン」というそうだ。寝室から眺めたこの夜の月は、我が家の小さな庭をあかるく照らし、夢幻の世界を醸し出してくれた。ありがとう。
来年もまた、この日を迎えることが出来るだろうか。じゅげむ、じゅげむ。