玄関のベルが鳴った。どなただろうと戸を開けた。明日は敬老の日、敬老の日のお祝いのお茶を組長さんが届けにこられたのだ。
自治会からお祝いをいただくようになって9年が経つ。お祝いの品、最初は団地に住む70歳以上の老人全員だったが時がたつにつれ老人の数が増えてきた。お祝いのお茶、わずかな品ではあるが、自治会も負担が大きく耐えなくなったのだろうか。1昨年からは人数に関係なく1世帯1つとなった。
お心遣いありがとうございます。明日敬老の日の朝、感謝の気持ちをこめて早速このお茶をいただくこととしよう。
敬老の日現在の高齢者の人口推計を総省が公表した。65歳以上の高齢者人口は3296万人(総人口の25.9%)、75歳以上が1590万人(どう2.5%)で、いずれも過去最高。なんと高齢者の多いことか。
高齢化の波はわが家の団地にも押し寄せている。そういう自分も79歳、“うちの奥さま”72歳。まさに高齢者。元気だ、元気だと叫んでみても年には勝てない。
団地が造成されてから約40年、当時、そこに家を建てたのはそうそうたる若いサラリーマンばかりだった。今はまさに老人と化している。団地には空き家も目立ってきた。老老介護の世帯も増えている。
敬老の日、素直に喜べない。いつまで元気でおられることだろう。老人とよばれますます不安ばかりが大きくなってきた。
明日から大相撲が始まる。白鳳の優勝回数どこまで伸びるかな。期待の力士遠藤を応援しよう。