交通事故で朝の散歩が出来ないのが残念でならない。
年をとると真夏の暑さが苦になり熱中症もこわくて、お盆のお墓まいりは涼しくなってからにしようとずぼらを決め込んでいた。ところが思わぬ自転車の転倒事故でまたまたのびのびに。
傷の痛みも少し和らいだ。今日は秋晴れのよい天気と予報がでている。久しぶりに町も歩いてみたい。“うちの奥さま”と相談し、思い切ってお墓参りに出かけることとした。
お彼岸前で墓地の前は静か、墓地の桜は若干黄色くなっていたが、紅葉にはまだ少し早い。
久しぶりのお墓、丁寧に掃除し、ご先祖さまに長い間のご無沙汰を深くお詫びした。生前父の好きだった日本酒を墓前に供え、お参りした後に少しだけ口に含ませていただいた。甘露、甘露。
墓地は小高い丘の上、見晴らしがとてもよい。遠く有明海も望める。平成新山が目の前にある。だが、交通事故の傷がまだ完全に癒えぬ身には墓地までの道が少し負担になった。
家に帰る途中、治療中のクリニックで先生に診察していただいた。患部に血がたまっているそうだ。切開の必要があるという。少し怖くなった。切開するか否か、少し時間をおいて考えようかな。