朝5時に爆竹がなった。藤崎八幡宮の「神幸行列」開始の合図だ。東の空を見ると少し明るい。雨が降らなくてよかった。
今日21日は、熊本市中央区に鎮座する千年以上の歴史を持つ総社藤崎八幡宮の秋季例大祭最終日。祭りのクライマックス「神幸行列」が行われる。
神幸行列は「先駆(せんく)」と呼ばれる騎馬神職を先頭にして、午前6時にお宮を立つ。その後につづく行列の大まかな順序は、三基の神輿に移された藤崎宮の三座の祭神、「随兵(ずいびょう)」行列、獅子舞、子供神輿、そして最後に「飾り馬」奉納団体となっている。今年の飾り馬奉納団体は67団体、勢子を含めた参加者は約1万4千人。
飾り馬の奉納団体は、太鼓・ラッパなどの鳴り物でにぎやかに、それぞれ揃いの半纏に身を包み、扇子・花傘・ひしゃく・提灯・纏などを手にした勢子(せこ)たちが「ドーカイ、ドーカイ」の威勢のよい掛け声で踊り、飾り馬をあやつりながら、市内を練り歩いていく。 この行列、秋を彩る熊本市民総出の最大のお祭り、老いも若きもこの日を楽しみに待っている。
毎年祭り見物するのが夫婦の楽しみだった。昨年は病後退院して間もなかったが見物に出かけた。ところが今年は思わぬ交通事故で祭り見物に出かける気分にならない。残念ながらテレビで祭り見物することとなってしまった。残念なことこの上ない。
いよいよ秋の夜長の時期が深まる。腰を落ち着け読書に励むこととしようかな。