一時は絶滅しかけたホタルだが、だんだん増えてきている感じがする。先月16日のブログに「『団地の中のホテルの里』まだまだ健在と書いたが、団地のすぐそばでホタルを見ることができた。幸せなことだと感謝、感謝。
「『まるで天の川、闇夜に点滅するヒメボタル』と群舞するホタル」という記事が今朝の新聞に出ていた。今はホタルの繁殖の時期、オスは飛びながらチカチカと黄色の光を点滅させ、下草に止まってじっと待つメスに秋波を送る。団地のそばのホタルの里は、それほどまではないものの、結構楽しませてくれる。
そういえばツバメや雀がだんだんすくなっているという。幸い、近くを流れる坪井川の洪水予防のための広い遊水地公園に団地は近いせいか、ツバメや雀もかなり沢山みることができる。朝の散歩でツバメが3羽、電線に止まっているのを見たことがある。すずめが何羽も電線に止まっているのはよく見た風景だが、ツバメと電線、何か不釣り合い。不思議な気がした。
ツバメは今子育ての真っ最中。以前は住宅のいたるところで親鳥が雛に餌をやる風景をみたものだが、最近はツバメの巣がどこにあるかもよくわからない。ツバメにも住宅難がやってきたのだろうか。
庭に植木を植えたのは20数年前のこと。年とともにどんどんと大きくなった。今は屋根の上まで伸びている。部屋の前の“アメリカ花みずき”は中でも並はずれて大きい。昨日、その木の枝に2羽の雀が止まった。
1羽の雀は動く気配がない。もう1羽の雀は何度も飛び立ち何かくわえて帰ってくる。それを口移しで動かない雀にやっている。部屋の窓からしばらく眺めているうちにやっと気付いた。見た目には解らないが2羽の雀は親子なのだろう。子育てしているのだろうと。別の考えも浮かんだ。夫婦かもしれない。どちらかが傷を負い跳べなくなったのではと。
今まで知らなかったツバメと雀が見せた寸劇。その日1日、会話が夙に少なくなった老人夫婦をしばし楽しませてくれた。