義父の法事で親族一同が久しぶりに顔を合わせた。初めて会う顔もある。積もる話でその場が盛り上がった。
昨今はマラソンブーム。
現役を引退してまもない3男の義弟と甥(次男の子)が「11月に開催される“福岡マラソン2015”の話をしていた。大会の参加予定人員は1万名だが、いろいろと枠があるようだ。受付が始まるとすぐに参加の申し込みをしたが、希望者は4万人。参加できるかどうかは今月行われる抽選待ちとなっている。話を聞くうちに願わくば2人とも当選して欲しい。2人が並んで走る姿を是非見てみたい。と、なんだか福岡マラソンが急に身近になってきた。
昨日、新緑の阿蘇外輪山を駆け巡る「阿蘇カルデラスーパーマラソン」が開かれた。
阿蘇カルデラの北外輪山を反時計回りでほぼ半周する標高差約500㍍の100㌔コースには、全国から1234人が出場。50㌔コースに434人が挑んだ。このマラソン、普段のフルマラソンとは比べることもできない過酷なレースだ。
午前5時に南阿蘇村総合福祉センターをスタートし、制限時間は13時間30分。
コースとなった阿蘇カルデラは、昨年9月、「世界ジオパーク」に認定された世界にも誇れる景勝の地。今も高々と噴煙を上げ活動を続ける中岳火口や約1,000年もの間、代々守られてきた阿蘇の草原、火山の恵みである温泉が点在するなど多くの魅力ある観光地でもある。
だが、出場された選手の方々に、この阿蘇の風景を楽しむ余裕などあるはずもあるまい。優勝タイムは男子7時間24分48秒、女子8時間52分31秒。みなさんがんばりました。ご苦労さまでした。お疲れさまでした。
余談だが、マラソンが好きなような義弟と甥に、この過酷な「阿蘇カルデラスーパーマラソン」も勧めてみようかとふと思った。