日本年金機構が個人情報の流出を発表して2週間がたった。杜撰な情報管理は大勢の年金受給者に大きな不安を与えている。
今日は初の年金支給日。もし年金が振り込まれていなかったらと、金融機関の窓口やATMに足を運んで、入金を確認する年金受給者の姿が目立ったとニュースが出た。
年金受給者にとって年金は命の綱。個人情報の流出による被害が、これからは思わぬところで、思わぬ形でいつ起きるか分からない。機構はどのように責任を取るのだろうか。不審な電話は今日までに313件あったという。神奈川県の70代の女性はすでに詐欺の被害を受けたという。
機構の副理事長は「2次被害を最少のものとするべく努力をする」といっているが、個人でも対策を立てて十分な対応ができるようにしなければなるまい。
詐欺から身を守るためには?
1 公的機関からは電話もメールも送られない。・・・・日本年金機構や公的機関を名乗る不審な電話があったら0120-818211または警察相談電話♯9110に連絡する。
2 こんな要求があったら詐欺・・・・銀行口座の番号やキャッシュカードや通帳を預かる要求は典型的な詐欺の手口。
3 1人で抱え込まない・・・・騙される可能性は誰にでもある。少しでも変だと感じたら家族や友人に相談しよう。
振込め詐欺もあとを絶たない。
平成25年における振り込め詐欺等の発生件数は11,998件・被害額は486億円と、前年の8,693件・364億円を上回る状況で、被害の拡大に歯止めがかからないと金融庁の発表があった。
不審な電話には絶対に出ないこととテレビは声高に何度も呼びかけている。電話がかっかり、少しでもお金の話が出れば私は電話を切ることとしている。