「平成27年度成人用肺炎球菌予防接種助成のお知らせ」の通知が先日あった。この通知、平成27年度に65、70、75、80と5歳刻みで100歳になる人に送付されたそだ。今年、傘寿を迎えた自分は80歳に該当したのだ。
通知には「肺炎は日本人の死因第3位で、そのうち95%以上が高齢の方です」と書いてある。予防接種には助成もあるが、自己負担金は4600円とかなり高価。
肺炎と聞くと、「風邪をこじらせたらかかる」「冬に多い病気だろう」と軽く思っていたが、しかし、肺炎は細菌やウイルスなどが、からだに入り込んで起こる肺の炎症だという。
症状としては、発熱、咳や痰、息苦しさや胸の痛みなどがあげられる。肺炎の原因となる細菌やウイルスは人のからだや日常生活の場に存在していて、からだの抵抗力(免疫力)が弱まったときなどに感染を起こしやすく、普段、元気に暮らしている人でも、持病の悪化や、体調不良などをきっかけに、感染する可能性のある病気だという。肺炎は、症状が重くなると、命に関わる危険性もあるとのこと。
日常でかかる肺炎の原因菌で最も多いのは、「肺炎球菌」。予防接種が欠かせないようだ。
いつ起こるか分からない地震や水害などの天災地変は怖いが、病気も怖い。早速、指定医療機関に電話し、受診することに決めた。
その時の会話。
Q1 予防接種をすると肺炎にかからないでしょうか。
A この予防接種ですべてを予防することはできないが、重症化防止など効果が期待できます。
Q2 その効果は何時まで続くのでしょうか。
A 5年間です。しかし、5年後には助成対象制度はありません。
年は取りたくない、長生きはしたくないといつもいいながら、後5年は効果があると聞いて喜んでいる自分。本音はやはり長生きしたいのだろうなと、おかしくもなってきた。