9月28日の早朝、妻の母が逝去した。
5月に初めて、病院を受診して、検査をして、
その日の内に、末期の癌であることを、医師から
妻に宣告された。「余命半年です。」
その後、入退院を繰り返し、9月の連休には危篤となった。
孫の顔を見せておこうと、東京と山口から
子どもを呼び寄せた。
心臓が強く、少し持ち直し、仕事や集中講義のため
25日にふたりはそれぞれ帰った。
そして、28日、母の逝去を知らせ、
通夜まで帰るよう連絡した。
葬儀社との打ち合わせ、通夜の準備、葬儀、
高野山への骨のぼり、位牌供養をしていると
あっという間に一週間経ち、今夜はもう
初七日である。
悲しんでいる暇などない。
三人のこどもは、それぞれ仕事、学校に戻り
私達も仕事の再開、普段の生活に戻ろうとしている。
この一週間は、本当に現実なのか、夢の中の出来事なのか
よくわからないまま、過ぎてしまった。
しかし、こういう時にこそ、家族全員が揃い、
親類の人と親しくなれるというのは
皮肉なものだと、改めて感じた。
そして、義母にかかわるすべての人の
スケジュールが調整できる日に
これらのことを行えたことに、義母に感謝したのだった。
安らかに、お休みください。お疲れ様でした。