【玄関先に植えてあるのに2年前まで名前すら知らなかったモチツツジ青海波。】
2年前盟友のケンイチ氏が我が家の花木のスケッチを始めた。
「まっちゃんこの花、何か変わってるね。」と言われが、
剪定をしているにも関わらず、名前も知らない花木だった。
言われてみれば変わっている。見れば見るほど変わっている。
でも名前を知らない。
ある方の助言によりwebの「花の掲示板」に画像を投稿した。
世の中には物知りの方が多くいらっしゃる。
「モチツツジセイカイハ」だと教えていただいた。
しかし、インターネットで「モチツツジセイカイハ」を検索しても
ほとんど情報は得られない。
【モチツツジ青海波はモチツツジの園芸品種だ。】
ツツジは丈夫で公害にも強く都会の植え込み材料として
よく知られているが、
花の変化を楽しむ趣味の分野のツツジも存在する。
モチツツジ青海波はそんなツツジの可能性を感じるような花である。
葉は細長く変形し、花弁も細く切れ込んで
一般に知られるツツジとは印象がだいぶ異なるからだ。
おそらく庭木好きであった私の亡祖父が
分家をした時に植えたであろうから
樹齢は、優に120年は越えているはずである。
和名のセイカイハは、細く波形に湾曲した様子を雅楽の衣装の
「青海波紋様」に見立てたものらしい。
元来ツツジ科の花は合弁花であるが、本種の場合、花冠は基部まで
深く切れ込んでいるのである。
【モチツツジ青海波は、江戸時代の頃から愛好されてきたと言う。】
江戸時代から珍重され、ツツジの代表的な園芸品種であるらしいのだが、
ネットでは、筑波実験植物園と小石川植物園、群馬県立つつじが岡公園の
モチツツジセイカイハ(青海波)にしかヒットしないので
現在、一般家庭での栽培はほぼ皆無と思われる。
理由は、比較的成長が遅く、花付きも良くないので、樹木全体が満開と
なるようなツツジの開花風情とはほど遠い咲き方であるからだろう。
背丈、僅か80㎝くらいの花木。100年以上の老木。
江戸時代には一般的であったツツジを明治時代に植え
今もピンクの花を咲かせている。
花木にも歴史があり、浪漫を感じるのである。
【藤が今年も、たおやかな花房から甘い香りを漂わせている。】
実は、この藤の木は、今から40年程前、熊本の従姉に
苗をもらった藤の木である。
藤は日当たりがよく生育が旺盛なので、藤棚仕立てに向いているが
面積を取るので地植えではなく、鉢植えで育てている。
藤はつるがどんどん伸びる。
剪定せずそのままにしておくと葉が茂り、
幹に日が当たらなくなってしまい、
花が咲かなくなってしまう。
そのため、夏と秋の2回剪定を行っている。
「地球上で最も美しい場所になる」と海外メディアで
日本の「藤」が話題らしい。
それほど、藤の花は綺麗なのである。
我が家の藤は従姉との友情の証である。
毎年友情の証として、綺麗な花を咲かせる!!
【この藤の木も私達を見て来た歴史があるのだ。】
【タピアン。鉢植えからグランドカバーまで、育て方が色々できる。】
タピアンは、クマツヅラ科バーベナ属でサントリーが
昨年発売した新商品だ。
昨年はプランターで育てたが、ピンチを怠ったので伸びすぎた。
タピアンのもうひとつの売りがある。
「高い生長力で雑草に先駆けて咲き広がり、
畝まわりの雑草繁殖を防ぎます。」だ。
冬越しが出来るので、昨年花の終わった株を
空き地に植えたら、今年も花が咲き始めた。
そこで今年は中庭の斜面、雑草で困る部分に植えてみた。
この花も我が家に歴史を刻むだろうか、、、。