【昨日、陰陽道を書いた。偶然この記事にも関係あったよ。】
2021年の旧初午は、3月23日(火)である。
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厄年(やくどし)は、陰陽道で教宣されている、
厄災が多く降りかかるとされる年齢のことだ。
平安時代にはすでに存在、起源も曖昧だが根強い風習だ。
一般的に男性と女性の厄年は異なり、
本厄は男性の場合は、数え年で25歳、42歳、61歳、
女性の場合は19歳、33歳、37歳とされている。
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特に男性の42歳、女性の33歳は大厄と呼ばれ、
凶事や災難に遭う率が非常に高いので十分な警戒を
要するとされており、語呂合わせでも
男性の42歳は「死に」、女性の33歳は「散々」に通じる。
数えというのは当然、誕生日前だと +2歳、
誕生日を迎えている場合 +1歳を足して計算する。
いずれの厄年にもその前後1年間に前厄・後厄の
期間があり、本厄と同様に注意すべきとされる。
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19歳、25歳は青春期に当たる事から、何事にも
向こう見ずになりがちであり、無茶に遭う事も多く、
また33歳、42歳は青春期を過ぎ、中高年期への
過渡期に当たる事から、人生の曲がり角でもあり、
男性の場合は社会的にも責任が重くなり、
それゆえ精神的・肉体的にも疲労などが多く、
女性の場合は子育てあるいは主婦として
非常に多忙な時期でもあり、いずれにしても体調や
精神的に不安定になりやすいとされている。
そのため、不慮の事故やけが、病気なども
起こりやすいとされている。
この年は、縁起の悪い事態が多発しやすいとされており、
それゆえ本厄の年に「厄祓い」・「厄除け」を行い、
神仏の加護を受けて凶事や災難を未然に防ぐ慣習がある。
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実際、社会的・世間的に見ても、大厄の年には本人自身に
不慮の事故や病気・けがあるいはそれらによる死亡廃疾、
流産などが多発したり、あるいは本人には関係なくとも
その身の回りに何らかの凶事が多発することが多いとされる。
また、そうした凶事が起こらなくとも、
大厄の年齢では肉体的にも体力の低下や反射神経の鈍化など、
衰退が顕著になる時期でもあり、健康管理などの面でも
注意が要される年頃でもあるともいう。《初老とも言うね。》
ちなみに、まっちゃんの父親は42の厄年に他界した。
まっちゃんは42の厄年に2度入院した。
「厄祓い」・「厄除け」は当然行ったにも関わらずだ。
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【↑上から、長田観音の入り口・寺の縁起・そして本堂。】
厄年。我が地方では初午の日に厄除け寺に祈願に行き
帰ってから、ご近所の方に寄って来ていただいて
餅撒きを行う。厄をばら撒くのだ。この風習、我が地域、
町内会によって新の初午の日に行うところもあれば
私の町内会のように旧の初午の日に行うところもある。
餅撒きは普通、42の厄年と61の還暦の時に行う。
小さい頃はありとあらゆる所で餅撒き。拾いに行ったネ。
最近の高齢社会。餅撒き風景も減ってしまったね。
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我が家の上のふたりの子どもは、25の厄年には
家を出てたから、こんな「厄祓い」もしていない。
幸か不幸か末の息子は家にいる。今年25の厄年。
今年の旧の初午は、3月19日。だけど平日だ。
ひと足先に、休みの日に厄除け祈願に
無理やり連れて行った。餅撒きはしないけどネ。
ご祈祷の札は郵送してもらうことにした。
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25歳は青春期に当たる事から、何事にも
向こう見ずになりがちで、ゆえに無茶に遭う事も多い。
とされるが、上のふたりと違い我が家の末っ子は
まったくのマイペース。ちょっと無茶をしてくれた方が
親としては、嬉しいのだけど、、、。
まあ、贅沢な悩みとしておきましょう。
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しかし、高齢社会では61歳が最後の厄年でなく
もっと年長の方の厄年も必要かと。まさか陰陽道では
こんな高齢社会を考えてもいなかったのであろうけど。
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【お寺の厄年早見表には、まだまだ先まで厄年を記してた。】
◆長田観音は正しくは真言宗・如意輪山蓮花院観音寺。
紀州藩主徳川頼宣公が、厄除祈願所としたことから、
「厄除け観音」で知られている。祭礼は初午と二ノ午。
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私はノーテンキ、悪いことは信じないことにしています。(笑い)
餅撒きなさるんですか。これも人助けかもですね。
悪いことは信じないのが一番ですね。
でも、風習というか慣習はすごいもので
旧・初午の日でも無いのに、都会からもたくさんの
厄除け祈願の参拝者でびっくりしました。
厄除けの餅撒きの風習は、和歌山だけかな?
ご訪問ありがとうございました。
サービス出勤、もっとも一日中は
仕事しませんけどね。やることやったら
帰りますわ。
アタシも厄年には、近所の小学校からの
幼馴染を中心に、バスを仕立てて
お伊勢参りに詣で、お祓いをしてもらいました。
ちょうど、阪神淡路大震災の年で
閑散としていた事を覚えています。
2泊3日の旅でした。
そして赤福をお土産に帰りました。
昨日のことのようです。
まあ、それからいろいろありましたが
大病する事もなく、今日に至っています。
餅撒きは、まっちゃんとこだけでしょう、たぶん。
それでは、よい一日を!
しゅうでした。
このサービスが日常語になってしまって
久しいですわ。
生活出来たら、良しといたしましょう。
庶民の生活はこんなもんやね。
しかし、厄除けに「お伊勢参り」。に行かれたんですか。
これはまた凄い、厄年の行事ですね。
あれれ、まっちゃん「お伊勢さん。」行ったこと無いわ。
伊勢講に入ってる方は、3年毎に行かれるとか、、、。
生きてる内に、伊勢詣もしなくちゃ
行けませんわ。
しかし、各地。風習の違いがありますね。
餅撒きは、全国共通かと思っておりましたが、、。
民俗のお勉強したくなりましたわ。
気の多いまっちゃんで困ります。
まずは、年度末を無事に迎えることが
大事でございました。
おおきに。まっちゃんでした。