今話題のジェネリック。病院で使っています同じ成分で薬の特許が切れたものを安く提供できるのがジェネリックと言います。
ですが、漢方薬の場合、同じ名前の漢方薬でも、生薬の配合比率や生薬の量がそれぞれ違います。ですから、漢方薬の場合、普通の薬みたいにジェネリックと言うものがありません。同じ名前の漢方薬でも、ひとつひとつ使い方が微妙に違いますし、効き目も違いがあります。昔から言われる“サジ加減”の語源になったくらいです。
同じ名前の漢方薬であれば、どれでも同じと思われがちですが、漢方薬にだけはジェネリックが無いと言う事実を見ても、同じ漢方薬の名前であっても、まったく違う漢方薬と考えるべきでしょうね。(これを知らない医療関係者が多いのも事実で、いつも困惑する部分です)