高血圧の人は、ほとんど痛いとか痒いとかの自覚症状がありません。
ですから、食事等の日常の生活に注意をしたり、継続的に薬を飲まれることも少ないです。
では、なぜ血圧を測るのでしょうか?
その前に、学校で習った、オームの法則を覚えていますか?
電圧=電流*抵抗
そうなんです。血圧にも同じ考え方が出来ます。
血圧=血流量(水分過多:浮腫みなど)*抵抗(血管抵抗や血液の粘性)
血圧を測りますのは動脈硬化の程度を知る為なんです。
次に、身体の細胞は、約60兆にもなります。そして全身に在ります全血液量は4~5リットル。心臓から1分間に送り出される血液は約4リットル。つまり1分間で全身の血液が動くんです。そして1分間に60回の脈拍ですと1回に70ccの血液が心臓から出ていきます。
その血液から栄養や酸素を、全身の60兆の細胞が受け取るのですが、太い血管は血管自体が分厚いので酸素も栄養も通る事が出来ません。
どこから?
毛細血管からです。
ですから、血圧が高い、特に末梢血管抵抗が高い人は、全身の細胞に栄養も酸素の受け渡しの効率が悪いんです。
ところが、この所に作用する病院からの薬はほぼ皆無。
では、どうしたら
そこで、食事が重要になりますし、症状改善や治療をするには漢方薬が役に立ちます。
病院の治療だけで満足をするのではなく、食事などのサポートで、結果に大きな差が出ますのはこのような理由です。
血圧を改善するポイントです。
*全身の血液量(水分)の調整:ナトリウム・水
*血管抵抗:食事(脂肪の種類と量)。喫煙。アルコール。夜更かし
*血液の粘り:食事(特に脂肪の種類と量、良質のタンパク質、ミネラル)、喫煙など
最後に、高血圧は、
原因不明の本態性高血圧と
原因が判っています2次性高血圧に分けます。
その本態性高血圧が、高血圧の約90%を占めています。
つまり、原因不明の高血圧の治療は、単に血圧を下げる治療法で原因を改善しているわけではありません。ですから血圧の薬は継続して飲まれる必要があるのです。