近所の市立保育園児が炭で焼いた焼き芋をさめないように、ジャンバーの中に入れて持って来てくれました。
今日の札幌は、小雨が降る少し肌寒い天候です。 ほっぺの赤い園児が冷たい手でお腹に入れて持って来てくれた、ほかほかの焼きいもを渡してくれました。
心も暖かくなる焼き芋を、母と家内でいただきました。
丁度、祖母の仏前にと、とらやの羊羹を切っていた時で、御先祖様がタイミングよく届けてくれた気がしました。
虎屋の羊羹に思い出があります。
私が店に戻り仕事をはじめた頃に、東京で勉強会があり、意気揚々とおのぼりさんをしていました。20歳代の私は以前からの夢であった銀座三越で買い物をしてみたく、懐に三越の商品券を1万円分を入れ見物していました。が、地上階で1万円で買える物がほとんど無い事に気が付き、接客で寄って来る店員に笑われ、顔を真っ赤にして地下へ。普通はいくら高価なモノを販売しているところでも、食品が1万円以上と言う事もないだろうと・・・・
考えが甘かったです・・・・・。
当時、虎屋の名前も聞いた事も見た事も、ましてや頂いた事もない我が家では、羊羹1本が5000円(昭和60年当時)は、信じられない状況でした。
でも、家族にお土産にと、意を決して、清水寺から飛び降りる覚悟で、その羊羹を1本買って帰りました。
で、家族全員が集まり、その貴重な羊羹を取り囲み、薄く切り透けて見える位、ようやく羊羹が立つか立たないかギリギリの厚さに切り、その日の為にとって置いた(来客用の)玉露で頂きました。
まるで、ちびまるこちゃんのアニメに出てきそうな、オールウェイズ3丁目の夕日みたいな雰囲気でした。
その想い出の虎屋の羊羹を初七日がすまない祖母の仏前に・・・・
10月13日(土)の営業時間が変わります。通常は午後8時までですが、急用の為、この日だけ午前中の営業になります。御用の方は薬局の電話に伝言をお願いいたします。皆様に御迷惑をおかけいたしますがお許しください。
風の男 白洲次郎 (新潮文庫) 価格:¥ 420(税込) 発売日:2000-07 |
白洲次郎と言う人を知ってますでしょうか?日本人で初めてジーパンをはいたと言うおしゃれな人です。
この白洲次郎の奥さんは、白洲正子と言いまして、これまた興味津々の方です。先日、何気なくテレビを見てましたら、細川元総理が子供の頃、かわいがってくれた正子の思い出話をしていました。(NHK教育)。正子は骨董の世界でも有名で、ショーケースに入れて鑑賞したり、投機目的で購入する物でも無い。実際の生活で使わないといけないと。そして骨董を見極める心眼の極意は色々な人生にも応用が利くと言われています。私もそう思います。
(「白洲正子 私の骨董」と言う本があり、そこからの抜粋です)
私は、白洲正子さんからの言葉に医療、特に東洋医学の極意を感じます。