浅田宗伯先生は私の尊敬する漢方医の一人です。東洋医学の知識のみならず、人格的にも魅力のある先輩です。
その浅田先生は大正天皇(明宮)の漢方医として主治医になり、誕生後の難病状態の大正天皇の治療を全身全霊を尽くし治療に当たったのは有名な話です。その時の資料(東宮侍従の日記も含めて)浅田先生の直筆日誌がご縁があり私の手元に届きました。
浅田先生の緊迫した、そして国民を代表し、必死に思考し投薬した情景が伝わってくる資料です。
明宮大正天皇御誕生・浅田宗伯東宮侍医自筆記及び岡本東宮侍従日記(7点)
東宮職・宮内省用箋 明宮明治12年8月31日御降誕であるが、当時の岡本東宮侍従の旧蔵品*浅田宗伯自筆御誕生記(和装毛筆書22枚・明治18年記) 岡本東宮侍従記(和装毛筆書12枚) 御土産品取調書(和装毛筆書5枚・東宮職用箋・明治15年) 皇族後系譜有栖川宮韶仁親王(和装毛筆書4枚) 明宮御相手幼稚華族服下賜表(明治18年・宮内省用箋1枚) 他事務書類2点(中山忠能関係)