毎年、春になりますと小中学校で尿検査があります。これは教育委員会から任命された学校薬剤師が行います。 検査項目は尿たんぱく、糖、出血を診ます。腎臓病や糖尿病を早期に発見し治療や予防に結び付ける仕事です。
私の場合、私が卒業しました小学校が担当校になっていまして、うん十年前の面影がある校舎での仕事です。
検査を通して、子供たち、地域の現状や問題点も見えて考えさせられますし、薬剤師としてどうしなければならないのかも考え・行動するきっかけにもなります。
たとえば、学校給食の問題。子供たちの食べ物アレルギーが増えて個別の給食やアレルギーを除いた除去食もあります。 それでもアレルギーが起こることがあります。その時に、エピペンと言う注射を使います。ちょうど、糖尿病の時に使いますインシュリンの注射の様に自分で打つタイプです。
子供は小さく、注射のタイミングや使い方、管理の仕方が不十分な可能性も高く学校でのサポートもケースによっては必要になります。
そこで、養護の先生だけではなく、子供たちと接する教職員の先生たちにもアレルギーの理屈や症状等の基礎知識の復習と、エピペンの使用方法や管理方法の説明が必要になります。
その資料をメーカーさんと練っています。 アレルギーの一番怖いのは、一気に症状が悪化する、「ショック」なんです。 アトピーや喘息もアレルギーの仲間になります。出来れば、軽い段階で漢方的な治療や自然食品を使って基礎体力を付ける事も良いですね。
先日、ミトコンドリア疾患の患者さんから治療経過の報告をいただきました。