札幌市 漢方相談薬局(有)中村薬局~地域医療・医薬品・漢方・サプリ・調剤・AGE測定~

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BSE発症防ぐ物質を特定 細胞実験で効果を確認

2005年03月31日 | インポート
牛海綿状脳症(BSE)や人間のクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の原因とされる、プリオンというタンパク質の異常な構造への変換を防ぐ物質を国立精神・神経センターの岩浪直子研究員が三十一日までに突き止めた。
 この物質は銅クロロフィリンナトリウム鉄クロロフィリンナトリウム。葉緑素のクロロフィルに組成が近い化合物で、既に食品添加物や医薬品の成分として使われ、安全性は高いとみられる。発症予防への応用が期待できそうだ。
 BSEやCJDは、脳などにある正常プリオンタンパク質に立体構造の違う異常プリオンがくっつき、異常プリオンに変えることで増殖、発症すると考えられている。岩浪さんは異常プリオンがくっつくのを阻害する物質を探し、細胞実験で効果を調べてきた。


高プロラクチン血症~不妊症~

2005年03月15日 | アート・文化
 今、不妊症で多くなってますのが、高プロラクチン血症です。

これは母乳を与えてる間は、妊娠し難いのと同じで、母乳に対してのホルモン(プロラクチン)が普通の人より多い為に妊娠しにくくなってます。

 病院での治療薬もありますが、副作用も辛い人も多く、治療を受ける人の負担も多いです。

そんな高プロラクチン血症の患者さんが、来られました。
 実は、現代医学で難しい病気(高プロラクチン血症)ですが、東洋医学では色々と実績がある疾患です。

そこで、漢方治療を開始しました。

半年もたたない内に、妊娠しましたとご連絡を頂き、今年の正月に元気なお子さんを出産されました。

 色々な不妊症の原因がありますが、赤ちゃんが授かって、喜ばれるご両親の姿を見るのがとてもうれしいです。



体の環境を整えるだけで・・・

2005年03月15日 | サプリメント
 昨年末、何個所も大病院と大学病院、そして漢方で有名な病院や薬局に通った患者さんが来られました。

最初は、疑心暗鬼で、今まで、びくとも体調が変わらなかったんだから、無理だろうと言う気持ちがありありでした。
患者さん本人にしてみれば、当たり前の心理状態に思います。

で、今までの治療をした物、漢方薬の種類と量、と使い方も含めて色々とお聞きしました。

その本来の病気以外の症状が今までの通院でものすごく体調が悪くなってました。

 基本的に、
薬は沢山飲んだ方が早く効く、
漢方は体に副作用を及ぼさない、
漢方は長く飲まないと効かない、
漢方は高い・・・

と言うイメージを持ってました。

 その患者さんの今までの治療を見ていて、症状に囚われ過ぎて、治療によって、おかしくしてしまってるように感じました。
そこで、まずは、患者さんの体内の環境を整えて、自分で治しやすい状況にする事を目的に最小限の薬を提案しました。
朝に一回。夕に違う漢方を一回。
です。

 まず、試しに1月間してみましょうと提案し、この症状とこの症状を見ていてください。
上手く効いてますと、その症状が改善されてきます。
そして次の治療の段階に入りますからと。


 患者さんは、半信半疑で、試されました。

3か月が経ち、ほとんどの症状が改善され、元あった最初の症状だけが残りました。
患者さんに今までの漢方治療との違いを説明しました。

患者さんは、今までの漢方治療に費やした代金の半分以下で、こんなに短期間で改善されとても調子が良いとの事でした。

東洋医学は、患者さんに必要な治療法を見つけ出し、そしてその量を決め、その後、またその治療法を少しずつ変えていく方法です。
 ですから、同じ病名なら全ての患者さんが、同じくすりで、同じ量で、同じ期間だけ、その薬を飲むと言う事は漢方ではありません。

 この患者さんの場合、体の中の環境を整えただけで、短期間で、それも赤ちゃんに使うような薬の量で、経済的な負担も病院に行かれるより安くて、体調がよくなりました。

 症状だけに目をとらわれるのではなく、なぜ、そのような状態になったのか、その環境を考えるのも大切です。



レーベル病の治療経過

2005年03月05日 | 健康・病気
 レーベル病を観察してますと共通した事項に気がつきます。

*男性に多い
*多量にお酒を飲むかヘビースモーカー
*歯の治療などで麻酔をかけると視野のカスミが悪化する。
*ストレスを貯めやすい
*和食などの伝統食を食べる事が少なく、外食、ジャンクフードを食べる事が多い。

などです。
病気は、教科書などで得られた知識以外にも、患者さんと治療を通して色々な変化などを教えていただきます。
それが治療のヒントにもなります。

これはレーベル病に限った事ではなく、全ての病気治療にも言えることです。
患者さんが教科書であり、新しい医学的な発見も多い物です。
それによって新しい治療も発見、開発できます。


アルファリポ酸(αリポ酸・チオクト酸)

2005年03月03日 | まち歩き
 とあるテレビ番組で取り上げられたサプリメント成分です
その番組によると、この成分が足りないと、“中年肥満”が起こりやすくなると紹介してました。

(注:このとある番組は、“医療番組”“医学番組”ではなく、“バラエティー番組”として放送局が紹介してる物です)

その番組を見ていて笑ってしまったのが、今まで不規則な食事や生活をしていた人が、3食をきちんと摂り、今までしてなかった運動をし、間食をしないで、そのアルファリポ酸を摂った時を比較してました。これはアルファリポ酸の効果ではなく不規則な生活をしていたのを改善した結果にしか見えませんでした。(医学学会では、当然、受け付けられない研究内容です)

 ですが、ネットで検索しますと、その番組の受け売りばかりしか見つかりません。(ほとんど、この番組のコピー内容)

 実は医療にも使われたアルファリポ酸(チオクト酸)で、主に解毒に使ってました。また、動物実験で一部、腎毒性が報告されてます。
ネットで調べても、この点に触れている所が皆無でした。

 もっと不思議なのが、「アルファリポ酸が不足するから肥満が起こる」と言う認識です。

正しいサプリメント情報(公平な立場で、専門的なアドバイス)がほとんど受けられない状況です。

 サプリメントの専門家を歌ってるホームページをよく見かけますが、危険性もきちんと専門家としての立場からアドバイスしてる所がほとんど無いのはなぜでしょうか?

 ちなみに、アメリカで注目された理由は、自閉症と脳内の水銀との関係で、その脳内の水銀を排泄(解毒)するという事です。抗酸化作用によるダイエットではありません。