近所のコンビニやドラッグストアから、店員さんの紹介でお客さんが来られることがあります。
コンビニやドラッグストアは 「売れる物」を置いて売るビジネスです。
ですから、「売れる物」以外は置いていませんので、それで、私の所を紹介する事になります。
当店は、昭和35年創業の白石区で一番歴史のある薬局ですので、創業当時は、地域に小売店が少なく、色々な物を扱っていました。衣服の染料や、雑誌、雑貨(糸やチリ紙など)、文房具(ノート、鉛筆)、カツラやタバコもです。
今でも扱っていますのが、切手、印紙、現金封筒、ゆうパック取扱いはしております。
切手や印紙も売れ筋の物だけになりますし、薬もマスコミで宣伝しています人気の物だけになります。
「売れる物」=「必要な物」 では無いので
必然的に、当店に来られることに
以前に、こんな患者さんが居ました。
毎年、年末になりますと、新年の初売りの日を聞く患者さんが居ました。年配の品の良いご婦人の方です。
それが、何年も続き、そして、その初売りの日にお顔を出されて、品物を買われるのです。
そこで、お聞きしたのです。 「なぜ?」
そのご婦人の話です。
「私は、小さいころから母に言われたことがあります。それは、自分にとって無くなると困るお店が必ずあるはず。そのお店は、皆で守らないといけません。ですから初売りの日に、1円でも良いですから、お買い物をしなさいと」
その話を聞いて、心からありがたいなあと・・・・
自分にとって、地域で
「売れる物」を置く店よりも
「必要な物」を置く店を心がけている原点です。
それで、真横にサツドラが出店。その後、サツドラは撤退。その薬局として有名になりました。
<お問い合わせ先>
札幌市白石区南郷通7丁目北5-1
有限会社 中村薬局 認定薬剤師 中村峰夫
https://www.kanpo-nakamura.com/