新型インフルエンザ“商法”が再び蔓延してきたようです。マスク等は、使い方や特性等の商品知識が無くとも、どこでも、だれでも販売している状況です。
“消毒薬”と書かれていると、どんな細菌やウィルス(細菌とウィルスは違います。もちろん治療方法も違ってきます)もやっつける感じがします。ですが、その消毒薬の成分で得意とする細菌やウィルスが決まりますので消毒薬の成分によって目的とするウィルスをやっつける事が出来ない場合があります。例えば、傷の時に使う“消毒薬”は、今回の“新型ウィルス”には効きません! ですが、店頭で、「新型ウィルスの消毒に」と平気でPOPが書かれていたりするのを見ます。
つまり、消毒薬を選ぶ時に、
- どの種類の細菌・ウィルス(ターゲット)をやっつけたいのか、
- その消毒したい部分(体、傷、喉、部屋・・・・)はどこか
で決めていくわけです。
マスクが特に品切れ気味になっていますが、正しいマスクを選び、その特性を理解して使いませんと無駄になってしまいます。(医療もですが、自己責任の時代になりました)
鼻を出してマスクをされている方を見かけますが、これは駄目ですね。
長野県の公式ホームページを参照されると良いです。
また消毒の仕方、特に石鹸を使っての手洗いは
滋賀県の公式ホームページを参考にされてください。
正しい効果的な“うがいの仕方”は、明治製菓のイソジンの紹介ページにあります。
手の消毒薬は目的等によって選択しますが、新型インフルエンザは、ウィルスのエンペロープ有りに分類されます。
これに有効と言われていますのは、
ザルコラブなど
消毒用グルコジンハンドリキッドなど
消毒用エタノールなど
70%イソプロパノールなど
ポピヨード液10%など
ヤクラックスD液1%
ソレゾールL20W/V%液など
があります。ですが、皮膚に使えるもの・そうで無い物などがありますので、使用上の注意事項をよく読みましてお使いください。
詳細は、福岡県薬剤師会のホームページ参照
病気(インフルエンザ等の感染症)になるかどうかは
- 主因 ・・・・・ 原因になる病原体が居る
- 素因 ・・・・・ 病原体に感染し易い体力・免疫力
- 環境 ・・・・・ 生活環境
この3つが複合して、インフルエンザにかかり易い人とそうで無い人に分かれます。
1,主因を無くする事は難しいので、うがい・手の消毒・マスクなどで病原体を減らします。
2の素因と3の環境は、皆さんの努力で対応が可能です。日々の栄養管理や生活習慣が重要になります。この分野は、東洋医学が得意になりますので、一人一人に合った食養生(サプリメントなども)や運動(柔軟体操など)で予防が可能に思います。
それと、タミフルに耐性が出来て効き難くなっているとの報道もあります。実は、漢方薬(麻黄湯など)を使ってインフルエンザ治療をしてもタミフルと比較して遜色無いと言うデータも出ています。(それで、病院でインフルエンザと言われても漢方薬が出される事多くなって来ました)
*ご相談は、知識と資格のある人と場所で・・・・。