今回の福島原発事故をどう思われます?
立派な肩書きのある学歴も東大みたいな人達が一杯テレビや新聞に出てきてコメントや解説をしていますが、今後の見通しとどうすれば良いのか、結論がうやむやで、まったく理解出来ないです。
そんな想いで居ましたら黒澤明監督が作られた映画「夢」と言うのを見つけました。この作品は、黒澤監督が見た夢を映像化したものだそうで、20年前に作られたものです。主演の寺尾聡さんを見ますともっと前に撮影された感じがします。内容は、今回の福島原発事故を暗示するような内容で、もし撮影時の寺尾聡さんの年齢から考えるとチェルノブイリ事故以前に撮られたものかもしれません。まさに黒澤明監督が未来の日本に向けての予言のようにも見れますね。
内容は、 「夢」 をご覧下さい。
その最後のせりふに
「でもねえ」
「原発は安全だって。危険なのは操作のミスで、原発そのものに危険はない」
「絶対ミスは犯さないから、問題はないって抜かした奴は、許せない」
「あいつらみんな縛り首にしなくちゃ」
「死んだって死にきれないよー」
そして、チェルノブイリ事故の20年後にNHKテレビでスペシャル番組(2006年)として、その後を放送しております。事故から20年もたって、実際、チェルノブイリで何が起こったのか、事故当時行政や学者は楽観的なアナウンスを繰り返して結果は・・・色々と考えさせられる内容と今後福島で何が起ころうとしているのかを理解するのに最適なものと思います。本来であれば、NHKは公共放送として再放送をすべき時期なのでしょうが・・・・・
です。
どうです?科学者は、知識の量を競うのではなく、判らない事・危険な事を認識できて、それに対して研究・対処方法を勉強する仕事をもって社会貢献する良識と良心が必要なのではと思います。それと今だからこそ、科学者は現在の危険性と未来に起こりうる危険性と対応を話すべきかと思います。
今まで安全だったから、皆がしているから・・・・と過去の経験だけではなくです。
医療もそうだと思います。
福島原発事故、地震による災害を通して本来の価値観を再認識して、調整する時期に来て居ます。
今日のプロブは科学者の端くれとして書きました。(今の日本の閉塞感に憤りを感じつつ)
でも、最後に日本って捨てたもんじゃないよと思いますCMです。JR九州が作成したものです。180秒あるものですが、これが東北までつながって日本が一つになればと思うCMです。
いいなあ~~~日本って。