昨日は、晴天に恵まれました。先週は雨が多く、その後の晴天ですので空気が澄んでいて景色が輝いていました。
素敵でしょ? 海が輝いていて、そして、青い空に高く伸びる松並木。そよ風に小枝が気持ちよく揺れていました。前回は、丸々と太ったエゾリスが木々の間を飛び越えて行きました。
昨年から本格的に笹をはじめとする雑草を刈っていました。そうしますと今まで日陰で育たなかった草花が一斉に出てきます。ちゃんと手入れをしていきますと、自然は、順番に植物を見せてくれます。
入り口の所には、クルマバソウの群落が出来ていました。昨年は、笹が身の丈くらいまで密集していたところです。クルマバソウは、名前のとおり葉が輪の様になっています。8枚の葉が何段にもなって一番上に可憐な白い花を咲かせます。
雑木林の部分では、野生化したりんごの花が花を咲かせていました。秋口にサクランボ位の大きさの実をつけるのですが、地元では「サンサ」と言われて居ます。雑木林の下草を刈り、枝も剪定して見通しを良くしますと色々な植物が出てきます。
南側斜面では、笹刈りをした後、早春はフキノトウの群落ができていました。その後、フキの隙間から、紫色した小さな花の群落を発見。スミレかと思うのですが、花弁のつけ方が、ランに似て居ますね。
そして、また、木陰で咲いている小さな白い花を見つけました。花の出方がアブラナ科に似ている気がしますが・・・・
私の畑には、なんと水が湧き出ている部分があるのです
ちょうど、1メートルくらいの大きさなのですが、貯め水でないので、こんなにきれいに澄んで居ます。
この池も南斜面側なのですが、昨年まで笹に覆われていた付近なのです。そして春にフキノトウのお花畑になった部分でもあるのですが、そこに、なぜか菜の花畑状態?
数年間、放置状態の桃林です。農薬も化学肥料も与えないまま、雑草が生えるに任せて10年くらい経つそうです。野生児の桃と言う感じでしょうか。他の果樹園では、既に満開を迎えている桃の木ですが、先週、ウグイスの声を聞きながら、伸びきった枝を剪定しておりました。桃の花って、数日しかもたないで、散ってしまうのですが(花瓶に生けても)、なんと先週の剪定した枝についていた桃の花が、蕾から花を開いていました。さすが、野生児の桃です。私の所の桃は、まだ、7分~8分咲きの状態です。堆肥の意味も兼ねて、桃の下草を刈って来ました。
これだけの桃の木があるのです♪ 昨年は、放置された桃の群落?約20本以上の発見が夏を迎えていたので今年の手入れに専念することにしました。
桃の木から海が見えるので、キャンパスのバックが海と空の青で桃の花がとてもきれいでした。
農家さんの小屋の片隅で、真っ赤なボケの花も咲いていましたよ。ボケの枝には細かなとげがあるので、やはり美しい花にはとげがある?でしょうか(笑)
どうです?プロブの写真を見ても心に語りかけて元気になりますが、実際の薬草園では、五感を通してもっとすごいエネルギーである“気”をいただけます。
東洋医学は、よく「“気”の医学」とも言われますが、元気、天気、気を使う、気が滅入る等の言葉を自然に使っているその“気”なのです。漢方薬で薬草の気を口から頂いております。
ですが、暗い部屋で、悲観的な想いをしている状態で漢方薬を飲まれる治療と、空気が澄んでいておいしく、海や空がきれいで、夜になると数え切れない星がきらめく空間で、野生の植物や季節季節の食べ物を頂きながら漢方治療されるのとでは、おのずと結果に差がでるはずです。もちろん健康な人にもですよね。
昨日の収穫は、アスパラと独活(うど)、笹竹(ネマガリダケ)、ゼンマイです。農薬も化学肥料も影響のない山菜は、甘味がおいしいですよ。
PS
上記の紫の花と白い花の正確な名前が判りません。ご存知の方が居ましたら、以下のコメントにお願いいたします。 m(。。)m
今ほど、堀田先生から教えていただきまして、紫色した花がスミレ科タチツボスミレで、白い花がアブラナ科オオバタネツケバナです。先生、ありがとうございました。
私の尊敬します堀田先生のプロブは、北海道、いいえ地球の自然の気を感じる素敵な文章と写真でいっぱいです。是非、訪れる価値はあります!!
堀田先生のプロブ、「堀田清の元気がでるお・は・な・し」
ちなみに、堀田先生は私の故郷、新ひだか町(旧三石町)からほどなく近い、えりも町の出身です。