通常、医学では
- 問診(医療面接)
- 診察(身体所見)
- 検査
の3段階の流れで総合的に診断をしていきます。
この中で診察(身体所見)がなおざりになりがちの臨床現場ですが
診察は、五感を使って患者さんの内部情報を得る事なんです。
五感とは、
- 視覚 患者さんの顏色などで、チアノーゼ、貧血、バチ指、頸動脈怒張など
- 臭覚 糖尿病や腎臓病の時、独特の匂いがします。(アンモニア、ケトン臭)
- 聴覚 心音の聴診器など
- 触覚 腹診や脈診、打診
- 味覚?
普通は、味覚を使った診断はありませんよね。患者さんの皮膚を舐める事はしないです
ところが、私は、
患者さんの味覚を使って判断の補助にしています。
これは、味覚、臭覚の本来の役目から見つけた方法なんです。
野生の動物は、自然界の中でどの様にして、毒と食品を見極めているのか?
その答えが、味覚と臭覚なんです。
つまり、その瞬間に必要な食品(栄養物)と不必要な物を区別するセンサーとしての役目です。
その方の、今の好きな食べ物、嫌いな食べ物、過去の好きな食べ物や嫌いな食べ物を聴いていきます。
そうすると、身体が、どの様に治りたいのかが理解できます。
その後で、実際に身体が反応をするのかを漢方薬を飲んでいただき確認を致します。
なんと、数分で結果がでるんです!
診断に五感を使うと言いますが、実際に
味覚まで臨床に利用している医療人は、ほぼ皆無に感じております。
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有限会社 中村薬局 認定薬剤師 中村峰夫