昨日、薬草園に行ってきましたが・・・・
まだ、雪が残っていまして、足元が滑りやすく、本当に滑って転んでしまいました。
で、写真を撮ろうと思ったのですが、出来ませんでした。
桃の木には、春を感じて芽吹きが始まって居ました。一応、土壌改良を目指して、トウキビと枝豆を植えてきました。
私が、難病の中にミトコンドリアが絡む疾患があり、その疾患を真剣に考えるようになったのが、7年前に出会ったレーベル病の患者さんからです。
当時、初めて聞く疾患に、本当に東洋医学で立ち向かえるのか自信がありませんでした。
私が漢方の世界に飛び込み、その付き合い方も含めて指導していただいた先生に今は亡き千葉県船橋市の並木靖先生がいました。並木先生は、剣道の直心陰流の宗家でもあり、この流派からは、剣の達人、名人が多数輩出されています。勝海舟もその一人になります。その先生から言われた言葉に「ご縁が合って来られる方です。赤子の心を持って患者さんと調和に心がけをして接しなさい。そして、今、お店にある薬で治るはずです。一生懸命、心と頭を使いなさい」が、ありました。
そこから私とミトコンドリア疾患のご縁が出来ました。
根気良く7年も私の漢方に付き合っていただいたミトコンドリア疾患第一号の患者さんですが、「発病当初の症状に戻ってきて、視力も大分回復してきています。あと数ヶ月で元に戻る気がします」と・・・
その患者さんが来られていました時に、若年性のパーキンソン病の発病にミトコンドリアが関係している事が判明したとニュースで流れて居ました。
21世紀に注目しなければならない疾患として、悪性腫瘍もですが、ウィルス感染とミトコンドリア疾患もあるのではないかと思っています。これらに対して、東洋医学からの研究も必要ではと思っています。きっと、ここから新しいアプローチへの糸口が見つかる気がします。
私とミトコンドリアの不思議な縁はこれからも続きそうです。
口から入る物に食べ物や薬があります。どちらも体の一部になります。
食べ物は少しずつ変化していきますが、薬は、漢方薬と言えども一気に体調に変化をする事があります。体は、一定ではありませんから、朝と夜で、もちろん違います。
医薬品には、効能効果が書かれていますが、例えば、「コレステロールを下げます」と書いてあるから、どんなコレステロールの高い状態でも医薬品だから効くかと言いますと、そんな事はありません。だって、コレステロールが高くなる理由が沢山ある訳ですから、それに合わせて薬を選び、最適な量(服用方法)を計画しなければなりません。
ですから、テレビの宣伝をそのまま見て、自分で判断をして薬を飲まれる事に危険がつきまといます。それで、薬を販売している場所には、薬の専門家が必ずいなければならない事になっている理由がここにあります。
薬が病気に合っていない時、単に効かないだけなら良いのですが、場合によっては副作用等を起す事があるのです。
出来る限り、是非、自分の体調や症状を、薬の購入時に聞く事が大切で、アドバイスを受けた上で自分で判断をされるのが良いと思います。
先日も、コンビニタイプの薬屋さんで、薬の説明を見て棚に置かれていた薬を自分の判断で購入され、薬で体調を崩された方が居ました。いつもと同じ症状で、常備薬みたいに飲まれています薬がある場合は良いのですが・・・・・
その方は年配の男性で、心臓と血圧に疾患がある人でした。テレビで頻尿・夜間尿に効くと宣伝をしていた薬をコンビニタイプの薬屋で購入されました。これは漢方薬ですが、実は、冷え性の方に使うもので体を温めて血流を良くして症状を改善するタイプのものです。つまり、赤ら顔の血圧の高い人がこれを使うと血流が良くなりすぎてなお一層、血圧が高くなります。治りたい一心で漢方薬は長く飲まないと効かないと思い数ヶ月も使って副作用とは思わず顔がその為に真っ赤になり、のぼせて辛い状態で私の所に来ました。もちろん血圧は上がり、心臓にも負担がかかって居ました。薬の専門家から見ますと当たり前の反応です。