皮膚科で治しにくい疾患です。一般的には、カビが原因の事が多く、抗真菌薬といって水虫(カビの仲間)の治療薬と同じくなります。また、普通のせっけんは弱アルカリ性でカビが生えやすいので、弱酸性のせっけんやシャンプー、もしくは抗真菌成分の入ったシャンプーや石鹸を使います。(個人差がありますから、刺激やアレルギーの反応を見て使います)
ところが、先日、テレビで「頭皮の炎症に」と言う液体(ジェルタイプ)の医薬品の宣伝を見て、使っていた方がいました。この成分は、ステロイドホルモンが入っていてカビなどの感染症がある時に使いますと、逆に悪化する事があるのですが、まさに間違った薬を使う事で症状がこじれた方でした。
脂漏性湿疹の方の食事には、ある傾向がありますので、腸内にもカビが発生している可能性が高いですね。それで、病院では飲み薬の抗真菌薬を使う事もあります。
そこで、漢方治療の時には、スキンケアと食事指導をして、漢方薬を選びます。皮膚の炎症を軽減する作用の物と皮膚の再生を促す物を使います。
ここがポイントなんです♪