札幌市 漢方相談薬局(有)中村薬局~地域医療・医薬品・漢方・サプリ・調剤・AGE測定~

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青果と漢方薬

2015年07月27日 | 健康・病気

今日、青果のプロ達が集まります会合に参加しました。
そこで、果物や野菜の見極めや極意の秘密のコツまで


その中で一番、残りましたのは
「果物をあーでも無い、こーでも無いとひっくり返したり悩んで見ている間は素人だよ。その果物や野菜を見た瞬間に、良し悪しがわかる様になら無いとダメだ。その時に、失敗しても成功しても、何故なんだろと考える事、これが成長出来る出来ないの差だなぁ~」


漢方薬の原料は植物で生薬です。その原料の目利きが効か無いと薬効に差が出てきます。

その道の専門家は、時間をかけた経験、それも考え考えした経験が大切だと同じ事を言います。その通りに思います。

色々な経験を重ねた方々の話しには重みがありますし、その見極め、判断のピンポイントの処し方などとても楽しくも勉強になる時間を過ごせました。

本やネットからの知識だけではなく、実際にやってみた、経験した人の凄さです。


医療・健康情報の見極め方

2015年07月25日 | 健康・病気
ビジネス活用事例で学ぶ データサイエンス入門
クリエーター情報なし

SBクリエイティブ

 

 

ネットを見ますと手軽に無料で大量な情報が手に入ります。

でも無料で提供される情報は、それなりに目的があって流されている情報も多く見受けられます。

そんな膨大な情報の中からどの様にして、情報を拾い上げ、必要な情報を見つけ出すのか。

医療従事者でさえも、一方的に流される情報を鵜呑みにしてしまう方も居ます。

そこで、情報管理と言う手法があります。例えば経営判断や行政が使う手法です。

データサイエンスと言いまして、膨大な情報程、効果を発揮するシステムです。

 

これを健康・医療情報に応用しますと、個々の人に対しての必要な情報を効率よく見つけ出す事が出来ます。

本に改定ある事、ネットで流れている情報を単に信じたり、そのままされるのは危険が伴います。

 


アンチエイジングの本当の意味

2015年07月21日 | 日記・エッセイ・コラム

アンチエイジングと言う言葉。

意味は?と言われますと困ってしまうくらい日常的になっています。

元気で健康でいる年齢を、健康寿命と言います。

そして、亡くなる年齢を生命寿命と言います。

この差が通院したり、入院や介護を受ける人生最後の期間で、男女共に平均約10年になります。

そうなんです。生きているけど思うように時間を過ごしたり行動が出来ない人生の最後の期間で、家族や医療関係者のお世話になる期間が平均約10年なんです。

では、アンチエイジングとは?

歳をとります老化は

このグラフを見ても解るように、老化とは病気になり易さになります

つまり

病気になり難い状態にする事がアンチエイジングになります。

健康寿命と生命寿命の差が、年単位なのか、月単位なのか、日単位になるかです。

平均は約10年です。

私の父は、その差が約40日でした。(私に命と健康を預けてくれました)

特に老化に伴い有病率が上がるのが

生活習慣病です。

つまり、食が基本になる疾患です。

勉強と同じく、健康も一夜漬けは効きません。日々の努力が必要なんです

それも理屈ではなく、結果を出せる努力です。努力する事が目的ではありませんよね。

例えば、会社の経営を大学の経済学部の教授や銀行の方に頼んで結果がだせますでしょうか? 有名な経営者はそんな肩書がありませんが、実際の現場や経営を通して成功し結果を出した人たちです。理屈が先ではありません。社会の中から鋭い視点から見つけ出したものです。

健康寿命と生命寿命の差が年単位より、月単位、日単位の方が良いですよね。

 ですから食と医療をリンクさせないと結果が出せないのではと思うようになりました。


統合医療の治療風景

2015年07月17日 | 日記

「統合医療は、推理で解き明かすコナン」
~個人情報もありますので一部加工~

 昨日の患者さん。私の所は紹介の方が殆どなのにネットで検索をして予約をしてで来られたご夫婦。患者は奥様。
紹介と違い私の事前情報量が少ないはずなので服装やファッションの話しで緊張をほぐしながら観察開始(服装やファッションも体調を類推する情報源♪)。色白で浮腫みの傾向。東洋医学は体質や症状を望診(顔色やシミの場所、シワの出方など)や舌の状態で情報分析をします。...
 病院には、1年前から通院するも原因不明で色々な薬物治療をするも無効。飲まれた薬を、「おくすり手帳」で確認。過去の薬の薬理作用から、「この薬を飲んで、:**日後あたりに、***の症状が出ませんでした?」「そうなんですよ。先生に言っても・・・」
 この薬物を飲んで**だとすると、体内は@@と言う状態に違いない。
 「もしかして、シソ科の**や、せり科の**を食べたくなってませんでした?」(身体は自分で治そうと、過去の食経験から症状改善に役に立つ食材を本能で選択します。)
「そうなんです。この頃、特に食べたくって・・・」
「だとすると、夜中に***や、ホルモン周期で***がありませんでした?」(出産時の特徴も)
 夫婦で顔を見合わせて、大爆笑~
「まったく、そうなんです」
それで、その服装になっていた訳だ・・・
「過去に、***と言う病気をしていましたよね。そして***の様に育てられましたよね」
 急に、目が赤く・・・

情報は日本語で1種類の表現になりますが、英語では「インフォメーション」と「インテリジェンス」になります。
病院の検査等は「インフォメーション」で、情報量が重要と考える事が多く色々な検査をして情報量を増やしていきますが、必要なのは、その「インフォメーション」を分析して「インテリジェンス」に昇華するスキルが重要なんです。
 
ネット上では、清濁併せ持った健康・医療情報「インフォメーション」があふれていますが、その中で必要な「インテリジェンス」をいかに見つけ出すかなんです。

そこで個々の患者さんにその推理があっているのかを、お薬をその場で飲んで頂き確認。ぴったり~。
ついでにご主人にも。

統合医療(西洋医学と東洋医学)は、食の知識も必要なんですよね。過去の農作物と違い品種改良もありますし、流通、管理でも成分や味も変わりますので、その経験や情報も役に立っています。

情報、膨大な量の「インフォメーション」を収集するよりも、確実な「インテリジェンス」が重要ですし、そのスキルが「キュレーター」のグレードにもなります。

統合医療の醍醐味は、コナンの様に推理をして病気の原因を追い詰めていって、捕まえる事。