腹ペコ家とコラム(後)
(前回から続く)ここに居候させてもらう中で、腹ペコ家でちょっと話題になったのが波風先生の「信頼の秋」(2014年9月24日)だ。豆が食べごろになるまでちゃんと残しておく鹿に、「本当の食いしん坊とは我慢もできるのか」と感心した…というのは我慢のきかない食いしん坊な腹ペコ家ならではの正直な感想だった。それはそれとして、豆が切り取られても「隣近所に怪しい人はいない」と話していた波風家。「人間信頼の秋をかみしめるって素敵な言葉だなぁ」と思ったのだった。
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凡師さんと波風先生は、腹ペコにとっては先輩であるため、ときどき書かれている内容が理解できないこともある。経験しないとわからないこと、今の自分ではわからないことはたくさんあると思いながら、たぶんこういうことなのかなぁと思いつつ、わかった気にならないことも大事だと自分を戒めつつ、ここに居候させてもらっている次第である。 (完)
枝豆は「もっと大きくなるはず」と思って我慢した波風夫婦、今が食べ頃と自然の摂理に従った鹿、どちらが欲張りかは歴然(笑)