(前号から続く)
支持率という評価
重たい腰が少し軽くなったのは、8/5道新「内閣不支持58%、安保反対47%」の全道世論調査だ。前回4月調査から、不支持16㌽増、反対5㌽増の結果。アベ一族の陰謀をわれわれ庶民はわかったのだ。60代と女性に多い不支持率も嬉しい。危険察知し平和希求の知性と感性がこの方々にあるのは頼もしい。
こういう状況に、「国民の理解が進んでいない」という、庶民という国民主権の専門家を馬鹿にしたアベシ。それで、「わかってないので教えてあげる」と珍妙な比喩のTV授業をやったわけだが、「全然わからない」、「先生が間違ってる」という支持率低下という授業評価がされた。
生徒の不信任が日を追う毎に増える時、まともな神経の先生ならまず自分を振り返る。生徒のせいにしたら即アウト。アベシは先生と違うが、我が国のリーダーとして「私が間違っていた、かも…」ぐらい言って欲しい。
専門家に学ぼう
こんなことが、立男の授業準備の心構えに貢献した。そうだよな、現場の専門家に教えてもらえばいいんだ。先生という仕事は新しかったり複雑に見えることに日々出くわす、毎日がその連続だ。それを立男が訳知り顔で、使うか使わないかの知識提供してどうする!研究者じゃ無い立男のすべきことはそんなんじゃない。目の前のことを読み解く心意気とそのための道具の提供だ。試され済みの基本・原則の確かめと言い換えて良いだろう。あぶない、あぶない。それぞれが専門家で、それぞれが役割を分担し、認めあって生きるという教育の王道から転落するところだった。
慇懃無礼、反省皆無、自己本位とはこうやるのです、を教えてくれたアベシには感謝にたえない。そうか、アベシはその筋の専門家だったんだ。専門家には学ぶべきだね。(おしまい)
銭湯から、落とした財布届いてますと家に電話来た時、「やっぱり」とママヨさんは思ったそうだ。「馬鹿に馬鹿と言ってもしょうがない」と思っただろう?って聞いたら、何をいまさら馬鹿なことを、という顔だった「文書心得帖」(ちくま文庫:鶴見俊輔著)読んでいる。判りやすさと深さに魅了される漢字で書いてやらないと「アベ政治を許さない」の金子兜太さん。積極的平和主義を「言語の堕落」と谷川俊太郎さん。90歳越える、言葉の専門家の怒り。