波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

出待ちのクッキー

2017年03月12日 | 図工・調理

ワイトデーを前にママヨさんが久しぶりのクッキーづくり。画像は焼く前の種。昔は、クリスマスケーキや桜餅や鶯餅などと並んで手作りしていた高級なオヤツ。市販品とはレベルが違う感じで子どもたちもママヨさんも立男氏も厳かに味を噛みしめたものだ。このクッキーを食べた聖子ちゃんカットの中学生たちももうすぐ50歳。

れもが懐かしい。味もデザインも昔のまま。右から2番目の三角のがジンジャークッキー。札幌のホテルクッキーが美味しくて、真似ているうちに波風風味に。新顔が左上の抹茶クッキー。立男作成の抹茶プリンは温度で失敗したが、これも温度が決め手らしい。何だか美味しい紅茶が飲みたくなってくる。 


アニメ映画「この世界の片隅で」を再度見て来る。筋を追わない分、すずの健気さと戦争の迫力を前より感じる。観客2名。薄着で行き風邪気味になって帰る  手作りチャーシューの調味液と、煮干し+昆布の出汁を使ったラーメン。煮卵も調味液で。メンマの味付け済んだら、未だ一度も使っていない製麺機で麺を作ろう。波風食堂の夜明けは近い「波風食堂、準備中です」更新しました。お題は「腹に溜めない(上)」

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腹ペコ日記(残り1回)

2017年03月11日 | 【保管】腹ペコ日記

条件(第149回)

 「一緒に楽しく食事をできるかどうか」が、結婚相手を決めるときに大事な条件だ、と、とある新書に書いてあった。「結婚する」ということは、これから先の生活を共にするということ。そして、楽しい生活を共に構築できるかどうかを確認するポイントとして、結婚前に確かめられるのは「食事」、ということだった。そう考えると、我々コンビはまったく問題がなかったように思う。むしろ問題がなさすぎて、コンビ活動開始と同時に食べ過ぎてふっくらしてしまった、という黒歴史すらあるほどだ。

                      
                                          

 「結婚」に関わらず、「ごはんを美味しく食べられる」かどうかは、その時々の生活を反映している気がする。腹ペコの場合は、特にそれが顕著だ。「最近ごはんが美味しいなあ」と感じるときは、楽しく暮らせている場合が多い。一方で、ちょっとくらいの難問なら「おいしいごはん」で乗り越えることもできる。できるだけ「美味しいごはん」を食べ続けられるように、4月からも「ほどほど」をテーマにがんばりたいと思う。

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「最高の人生の見つけ方」

2017年03月07日 | ご連絡

式裏ブログ「波風食堂、準備中です」、更新。この1ヶ月で10回!『食』に熱中してる証。「タラコパスタの秘密」は誰でも知っているのかな? 原作者が同じで同時期発表の「あしたのジョー」と「巨人の星」。原作を平易に読者に見せるのに懸命な前者がパロディー、ノスタルジーとなり、原作を自分のテーマに再構成し名作となった後者。違いは「才能の質と方向」だと『漫画の時間』(晶文社:いしかわじゅん著)に。中級老人はこういう分析に思わず立ち止まり少し考え込むビデオで「最高の人生の見つけ方」。邦画一辺倒の立男だがテーマと役者で。未だ途中だが、どんな終わり方になるのだろう。布団の中にスマホ持ち込み続けて見る。これが、人間にとって便利なのか、不便なのかはよくわからない。

最高の人生の見つけ方 予告編

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腹ペコ日記(残り2回)

2017年03月05日 | 【保管】腹ペコ日記

そばにいること(第148回)

 学生時代を振り返ってふと思うのは、「人って自分のことを心配している人の話ほど聞かないな」ということだ。「その人は絶対君の事を考えてくれていない」という人の話は聞くのに、どうしてなのだろうと、当時の自分について考えていた。

 

 思ったのは、「少しでもたくさんの人にそばにいてほしい」という気持ちの表れだったのかな、ということだ。そこまで関係のできていない人だと、言うことを聞かないときっと離れていってしまう。一方、親身になってくれている人は、言うことに耳を貸さなくてもきっとそばにいてくれる。そんな「甘え」がこうした行動をとらせていたのかも、と思う。

 

 大事なのは、そばにいてくれる人の「数」なのか、それともそばにいてくれる「人」なのか。それに気づくのに、腹ペコは6年ほどかかった。今、当時の自分に会えるとしたら、「そうやって甘えられる人がいるという事実をもっと大事にしてね」と伝えたいなと思う。

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「漫画ノート」を読む

2017年03月02日 | 読書

30年前以上前、日曜午前は喫茶店で漫画週刊誌を読んでいた。少年ジャンプとビックコミック・スピリッツは買っていた。「漫画ノート」(いしかわじゅん著:バジリコ株式会社)で、その時の記憶が鼻先にふあっと香った。

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風立男氏はデッサンが確かな絵が好き。だから、こうの史代より松本大洋が好き。細野不二彦が好きだから、展開の似ている「ママ」が「めぞん一刻」より好き。アクの強い独特な絵柄だが、畑中純「まんだら屋の良太」(漫画サンデー)の世界観、青木雄二「ナニワ金融道」(モーニング)の人間観は漫画だから可能な表現で強引に読まされる感じだが文句なく面白かった。本書で分析される中川まさみ、みなもと太郎、古谷実、業田良家、本宮ひろ志、さそうあきら、いがらしみきお…みんな面白かった。

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しかわじゅん(昭和26年生、66歳)の漫画への愛と知識量、批評力に驚く。漫画表現を的確に分析し巧みな言葉使いで新たな見方を教えてくれる。平凡パンチ末期に切り札的に登場し、ギャグ風の3等身の登場人物(但し、主人公の女性だけ強調する時に等身大的)にも関わらず、都会的な知性や哀愁を漂わせ他に類を見なかった。「限界芸術論」(鶴見俊輔)にある漫画の大衆的芸術性を、実作者が展開する感。こういう漫画評論は夏目漱石の孫ぐらいしか知らない。本書の起点になる「漫画の時間」(古本定価100円)を思わす発注してしまった)。


波風ブログの裏表を久しぶりに同時更新さてさて、今月から荷物引っ越し・整理整頓に入る。この助走を上手くやれれば中級老人生活の主要課題の整理整頓作業にも弾みがつく新聞切り抜き帳【生活編】が見当たらない。【仕事編】はもういいのに。

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