「暮らす」試論
今の住まいは平屋の一戸建て、職場に借りている。部屋は8帖の洋室と和室、10帖のリビングに6帖ほどの台所。4月からここで一人暮らしをしているわけだが、どうも落ち着かない。部屋がよそよそしく感じられるようになった。
相方さんの新居は、そうは感じない。自分の物が少ないため「ゲスト感」はあるが落ち着く。自宅と新居の違いは、「使われていない物」の量かもしれない。自宅には相方さんと息子が残していった物が多くある。忙しさを言い訳にして片付けきれていないそれらが違和感の正体かもしれない。
「暮らす」は、頭の隅にありつつも深められていないテーマだ。今の住まいは自分たちで選んだものではないが、相方さんと一緒に少しずつ工夫して居心地を良くしていった。息子が生まれてからは、彼も過ごしやすくなるよう手を加えた。今度は一人暮らしに合わせていくことになるのだが、この部屋の違和感をどうしてくれよう。自分の仮説が正しければ、息子のおもちゃで遊ぶことで少しは薄れるはずなのだが・・・。
【波風立男氏から】『こめの学習帳』も今回7回目。時々、読者の方から質問が来ますので、くどいようですが解説しておきます。筆者の『こめさん』は本ブログ専用エッセイストで波風立男氏ではありません。配偶者は既に皆さんご存知の方です公式裏ブログ「波風食堂、準備中です」、お題「古本バイバイ」で更新状態の良い武田百合子著「富士日記」(全三巻)を格安購入。漫画大半の地元古本屋にこんなのがあったなんて。