波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

裏ブログ、更新しました。

2017年11月09日 | ご連絡

公式裏ブログ「波風食堂、準備中」を久しぶりに更新。お題は「生き続けること『日の名残り』(カズオ・イシグロ著)買う。早川文庫は、中学の時の『山椒魚戦争』以来。最近の文庫本は活字大きく素敵 「自宅の庭にSL 誰か引き取って」(11/6朝日)の記事。SLファンの亡き義父が41年前に移動設置費込み2500万円(うち車両700万円)で購入したのを「維持費かかり大変、運び出して庭を更地にする費用出してくれたら無料で」と所持者(64歳)。持ち物と自分の後始末を考え始める中級老人の杞憂、わかるなあ。

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新版『広辞苑』のカタログを読む。

2017年11月08日 | 読書


てたのは第5版の「広辞苑」(1998年)。解説文の送り仮名に違和感あったが我慢し、第6版(2008年)は買わずCD版でお茶を濁す。これ、モニター上の言葉の意味を知るに特化し辞書とは言いがたい。本屋で第7版のカタログもらいじっくり読む。お姫様抱っこ、加齢臭、直箸、ちゃらい、無茶振り、スマホ、沖縄返還密約、民間軍事会社、熊本地震、赤塚不二夫、加藤周一、鶴見和子、美瑛等の新項目に見入る。送り仮名の許容と本則の扱い方の変化を知る。

っとも興味深かったのは活字の大きさ。普通版と机上版(B5サイズ)の違いだ。後者なら目の衰えがあってもあと10年は何とかなる気がする。全3216頁を単純計算で1日1頁読み続けると10年以内に読み終わる(笑)。別冊付録424頁分(漢字小辞典、アルファベット略語一覧、国語関係の公的基準、手紙の書き方)は当然除く。思いつきだが、「1日1枚 広辞苑」、悪くないね。


 漫画版「君たちは、どう生きるか」(マガジンハウス:原作 吉野源三郎、漫画 羽賀翔一)読む。漫画と活字がそれなりに共存している。絵が達者ではないので、突然活字に変わっても不満が残らない(笑)。活字版より、コペル君と叔父さんの関係が強く伝わってくる。それにしても、軍国主義の時代に生まれ今も読み継がれている奇跡。

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「ことばは、自由だ。」

2017年11月03日 | 新聞感想

題「ことばは、自由だ。」は新聞全面広告から。『広辞苑 第7版』の宣伝コピーだ。先週、長く愛用した広辞苑を字が小さくて読めなくなり捨てた。大学で出会い、絶対的な真理の羅針盤と信じてきた約半世紀。やっぱり、机上版を予約しようかな。10月末で地方紙1紙購読中止し全国紙2紙、日曜版1紙、地元紙1紙の生活に。9月には夕刊も辞めていた。全く経済的な理由だが、言葉から少しづつ距離を置き始めたような感じがあった。

の宣伝紙面の後に上記社説。吉野源三郎著「君たちはどう生きるか」を例に『名著ふたたび 混迷の時代だからこそ』の呼びかけ。30年以上前、荒れた学校でこの本を強く生徒にすすめた。「君たちは-」は大学の道徳教育論でも参考図書に。家に、新旧の文庫版、生徒用ハードカバーの3冊。捨てられない蔵書本。漫画版も読みたいが…大丈夫かな。活字版「君たちは-」に使われているイラストも大変に印象深いのだ。

日社説は、名著の漫画化を一つも疑うことなく評価する。未だ漫画を読んでいないが活字と漫画の相互の共生を期待したい。広辞苑の宣伝コピーに「さあ、もっとしなやかにことばと向きあい、もっと自分らしい表現を生み出そう。言葉は自由なのだから。」とある。『言葉』を『表現』に変えても通じる。絵、書も、音楽も、木工細工だってその源は言葉。「文化とは文(言葉)が化けたもの」と画家の高橋英生さんが言っていたのを思い出す、そんな文化の日の朝。

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こめの学習帳:15頁目【「書くこと」のゆくえ】

2017年11月01日 | 【保管】こめの学習帳
 「書くこと」のゆくえ
 
回の投稿はいつだったろうと探したら、3か月前だったことに驚愕した。遅れているな、早く書かなければ、と3か月も思い続けられるのも実はすごいのかもしれない。気がかりだから頭にはあって、書きたいと思うテーマは10ちょっと貯まっている。
 
日、相方さんとLINEでやり取りする。相方さんは書くのが得意で、電話よりもメール。人と話すよりブログだ。自分は話して伝え、理解する方を好む。読むのは遅いし、書く時には何度も読み直して推敲するのでとても疲れる。推敲したからと言って上手な文章が書けるわけでもないからよけいに疲れる。相方さんはLINEでのやりとりでストレスを発散できているそうだが、私のストレスは発散されない。推敲される文章と一緒に頭にとどまり続けている。
 
分にとって「書くこと」は何かと聞かれたことがある。答えられなかった。今は、自嘲気味だが「自分を取り繕うこと」になっているのだろう。取り繕っているなら疲れて当然だ。ストレス発散になるはずもない。自分がどんな姿勢で「書くこと」に対峙するのか、そんな修行でもある。



 波風立男氏談】このブログ愛読者の方ならご存じだと思うが、文章中の『相方さん』は、あの『腹ペコ日記』の腹ペコさん もう3ヶ月経ったんだ。驚く。中級老人は縁側でのんびり鼻毛でも抜いて…、何ていうのは大きな誤解で何と忙しいのだろうと思っていたら早11月。えっ、残り1ヶ月?(波風氏は、幼児期に培われた4月始まり3月〆の身体リズム時計から、1月始まり12月〆の時計に強制的移行中) 公式裏ブログ、「学校椅子の顛末」で更新しました。
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