波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

「上級老人」体験

2018年06月14日 | 日記・エッセイ・コラム

指が赤く腫れ傷の周りの皮もぐるりとむけ始めた。ノミ使った木工作業の切り傷。初夏というのに踵のアカギレも悪化し痛くて仕方ない。加えて、入れ歯も欠けたのを我慢して使っていたがもう限界。指のせいでウドンも作れず、足のせいで散歩も出来ない。リアル歯茎に傷も。ママヨさんが呆れた。

40年ぶりに皮膚科へ。その時は円形脱毛症で。効果全く無く「原因は分からないんですよね」と言われ、塗り薬もらったが、約2年間「宇宙戦艦ヤマト」の漫画家みたいな帽子かぶり自然治癒。その後、小さいのが時々発生したが50代になって解決。理由は未だにわからないが「余程、人に使われるのが嫌だったんですね」とママヨさん。

腰が油が切れたようにギクシャクする朝、身体の一部が痛い日中、ご飯が美味しくない三度三度。それが、通院後2日なのに劇的解決。将来の上級老人生活を体験し、今の中級老人時代に戻ってきた感覚。そうか、こんなふうなのか。画像は、待合室で残りを読み終えた「再び女たちよ!」(伊丹十三著:新潮文庫)。収録最後の『脱毛』で膝を打つ。伊丹氏の自己分析と詩的ともいえる表現術に感嘆。「禿げたって痛くも痒くも無いわなあ」とも思っていたら、「波風さーん」と診療室お呼びのコール。


「あなたは天才が好きですね」とママヨさん。言われてみればそんな感じもするが少し違うような気もする。このブログに登場する作家や知人は「変な人」が多いが、世間的には天才。伊丹十三氏はど真ん中の天才な上に洒落てる 昨日、1週間ぶりのウドン作り。昨日は天麩羅で、今日の昼は和風カレーうどんで。

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『ごっこ遊び』について教えてもらう。

2018年06月12日 | 日記・エッセイ・コラム

健所に行き、『食堂ごっこ』について教えを受けてきた。並べると、(1)施設的に不特定多数の営業は認められない、(2)営業はできないから当然に料金は取ることができない、(3)知人を呼んでのホームパーティーは営業とは違う、様々な事柄は社会通念上で判断ですねと言われた。言われる通りで全て納得。「食堂」や「協力費」、「開店」の言葉を使ったことはまずいと思った。事前に教えてもらいに行ってよかった。

単に言うと、知人が遊びに来て一緒に作って食べて楽しむことが社会通念。当初からそう考えていたが、少し盛ってしまった。反省している。不特定多数対象のブログに載せる内容は要注意だね。どこかから難癖でもつけらて遊び禁止になったら堪らない。

んなわけで、誤解を受けそうな本ブログの開店に関する最近の記事は全面削除。ご心配をかけた方もいらっしゃるだろう。実に申し訳ない。今日は、ママヨさんにも叱られ(何で勝手に私を出すの!)、足のアカギレが痛くて通院しその時に軽微な事故にもあい(涙)、唯一帰りに保健所に寄ったのは良かった。何だか疲れたので、知人の方は是非いちど顔を見に来ていただければ嬉しい(笑)。


上記の(1)は、➀客室と調理場所が分離していること、②シンクの水槽が3つあること、③水栓トイレがあること、④壁・柱・天井が清潔な状態を保てること、などを知識として親切に教えていただいた 画像は1週間前の梅シロップ(1キロ)。今年は上手くいった公式裏ブログ「トキドキ波風」を「どれも工作」で更新。

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『梅甘煮』作る。

2018年06月06日 | 図工・調理

ジオで「米朝に溝」というから落語界の内紛だと思ったり、反道徳の風潮を先頭になってまき散らす奴がのうのうと居座り、子分が辞めさせられる政治解説やアメフト顛末聞きながら家事。「家事手伝い」と言わなくなったのが波風氏の進歩。

               

像は、梅煮のあく取り。梅シロップ後の廃物利用だが梅ゼリーにはかかせない。2日かけて砂糖を染みこませる。母が作っていたのはもう少し大きめで柔らかかった感じ。シロップは無く徹底して煮ていたなあ。ママヨさんが貰った蕗の皮を剥いている。クツクツしてきた隣の鍋は、笹の子、油揚、竹輪の煮物。一日ひとつ面白いことあれば吉日。昨日は3つもあった。


ういう暮らしの中で、「主役は自分」を思う。もしかしたら、人生上で初めて自分を自分でコントロールできる機会。誰かの期待に応える生活から、自分を信じ自分に期待してみる暮らし、今年の梅はいつもより小粒だがスッキリ甘い感じ。

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『北の竹の子飯』作る

2018年06月05日 | 図工・調理

は、もらった笹の子(「ごんぎつね」の方から)で『竹の子飯』、茸(波風食堂で初めてうどんを試食して貰った方から)で味噌汁。「竹の子」と「笹の子」は全然違うが、シャキシャキ感は笹の子に軍配。当地ではこれを「竹の子」と言う。当初の違和感消え、「北の竹の子飯」と納得。これ、キツネうどんに凄くあうなあ。

繕した文化鍋に愛着が湧き使いたくてたまらない。前々日は卵掛けご飯(お焦げあり)、今回は【米2合、油揚、竹の子、醤油大1、味醂大2、塩1/2、生姜】でお焦げあり。味噌汁は舞茸、漬物は蕪と胡瓜。この周囲すり減り黒ずんだ杓文字も文化鍋と同じくらいの年代物。実家を始末するときに貰ったもの。こういうのは捨てられないのだ。

日の朝は、『梅の甘煮』の仕込み。梅シロップで梅炭酸水や梅ゼリーを作るようになって5年。毎回梅2キロ分作る。シロップ作りで残ったシワシワなのを、それなりに美味しく食べる方法を知ったのは昨年。こんなのも波風食堂で出せるかなあ、なんて考える波風食堂の「代表取り締まられ役」であった。

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6月の蕗

2018年06月03日 | 図工・調理

家の蕗の薹がこんなになっていた。雪解け頃、土の平行を布団にしていたのが、今はもう花も終えて全身で主張している。若さは希望として魅力だが、成熟し枯れ始めながらも空と対峙している姿はなんて美しいんだろう。

て、波風食堂も目処がつき、秋4回目の展覧会が次の仕事だ。描きたい対象は次々に枯れたり融けてしまったり、いったい何を描きたかったかさえ忘れてしまう。画像はそんなための写真(加工済)。逃げ回っていた原稿も梅仕事も済ませたから、来週は絵を描こう。


祝いということで、羊羹、茸、珈琲グラインダーいただきました。気を遣っていただき恐縮しています(汗)。茸を文化鍋にて醤油を入れて炊きバターを乗せて…珍しくご飯のオカワリ。

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