中指が赤く腫れ傷の周りの皮もぐるりとむけ始めた。ノミ使った木工作業の切り傷。初夏というのに踵のアカギレも悪化し痛くて仕方ない。加えて、入れ歯も欠けたのを我慢して使っていたがもう限界。指のせいでウドンも作れず、足のせいで散歩も出来ない。リアル歯茎に傷も。ママヨさんが呆れた。
40年ぶりに皮膚科へ。その時は円形脱毛症で。効果全く無く「原因は分からないんですよね」と言われ、塗り薬もらったが、約2年間「宇宙戦艦ヤマト」の漫画家みたいな帽子かぶり自然治癒。その後、小さいのが時々発生したが50代になって解決。理由は未だにわからないが「余程、人に使われるのが嫌だったんですね」とママヨさん。
足腰が油が切れたようにギクシャクする朝、身体の一部が痛い日中、ご飯が美味しくない三度三度。それが、通院後2日なのに劇的解決。将来の上級老人生活を体験し、今の中級老人時代に戻ってきた感覚。そうか、こんなふうなのか。画像は、待合室で残りを読み終えた「再び女たちよ!」(伊丹十三著:新潮文庫)。収録最後の『脱毛』で膝を打つ。伊丹氏の自己分析と詩的ともいえる表現術に感嘆。「禿げたって痛くも痒くも無いわなあ」とも思っていたら、「波風さーん」と診療室お呼びのコール。
「あなたは天才が好きですね」とママヨさん。言われてみればそんな感じもするが少し違うような気もする。このブログに登場する作家や知人は「変な人」が多いが、世間的には天才。伊丹十三氏はど真ん中の天才な上に洒落てる 昨日、1週間ぶりのウドン作り。昨日は天麩羅で、今日の昼は和風カレーうどんで。