波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

間違い探し

2023年02月17日 | ご連絡

イラスト「散歩の踏切」、どうも納得いかない1か所あって、再び散歩して確認してきた(たまたま買物に行った時に)。すると、やっぱり間違っていたので描き直した。どこかわかるかなあ?

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散歩の踏切

2023年02月14日 | 図工・調理

人間の脳は、心臓を動かすなどの爬虫類脳、情緒をつかさどる哺乳類共通の辺縁系脳、そして人間固有の理屈を考える新皮質脳がある。人がものごとを考える手順は、まず辺縁系で情緒や感情を感じ、それから新皮質で理屈。この逆は無い。これ、井上ひさし(敬称略)のエッセイ(『井上ひさし 発掘エッセイセレクション 社会と言葉』の『憲法を考える』)にあった米国学者の説なのだが、大いに納得。

理由はわからないが誰が何て言おうと嫌なものはいやで好きなものは好き、が人間特有の感じ方とお墨付き与えてくれる言説。初めてあった人を、「この人なんか良いなあ、ついて行きたい」とか「この手は苦手だ、会わないようにしよう」と直感で判断するのは至極人間的なのだ。ものの好き嫌いは公言しても、人については口にしない、理由がはっきりした段階でも(笑)。それが大人のたしなみというもので、「俺はまだまだ人間が出来てないなあ」と今もって思う波風氏。だが、それを許してくれる偉大な学説。

散歩で惹かれるのは、自然とともに「人間の営み」がわかる風景。前から、山奥のダムとか鉄塔とかが好きだが、坂道なんて言うのも獣道じゃない人工物。今回の踏切も、建物も。理由はわからないが好きなものは好きなのだ、それでいいのだ(笑)。というわけで散歩シリーズも4回目。


楽しく井上ひさしエッセー集と佐藤雅彦著『毎月新聞』(中公文庫)を読んでいる。前まで気に入っていた作家が「偉そう、生意気、内輪話」に陥ると堪らなく残念。佐藤さんがそうなりませんように、と若干危惧。その点、椎名誠は偉い  画像は家に向かう時の風景。車だと気づきにくいが歩いていると道が蛇行し(もとは丘に挟まれた川底)正面に高校の雨天練習場が高い位置にあって立ち止まる。ヨーロッパの巌上の城とはだいぶ小粒だが意外性ある景色。

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茶碗を描く

2023年02月12日 | 図工・調理

日使っている家の茶碗。前は、緑茶も珈琲もこれで飲んでいた。左下は日本民芸館で求め、残りの大半は笊とか籠とかこういう民芸調雑器を売っている函館の店で。確か、パチンコで勝ち無駄遣いしないようにと殊勝な気持ちで手に入れた。もう20年近くになるが1つも割れていない。気に入った珈琲カップは3回も同じのを買っては壊した。

らしの中に面白く描けるものを見つける。これは楽しそうだなと思っても、直ぐに描くのは希。何度も「やっぱりこれは面白いなあ」と思い、「描いておこう」とスケッチブックを開き、「やっと画けた」と満足する。上手に画けたかどうかは問題で無く、自分の世界が少し深くなった感じを持ちたい。描いた前と後では同じ茶碗が少しだけ自分に近づいた気がする。
スケッチブックに画いて切り抜き、灰色の台紙に貼りつけた。前に次郎柿をそんなふうに仕上げて(ブログ記事「柿を切り抜いて描く」)面白かったので。HBと4B鉛筆、色鉛筆で。


お気に入りは、上中央の灰色のと左下の民芸館土産。ママヨさんは中段左の青いのと民芸館土産。黄色い茶碗を割ってから随分経つ。気に入ったのを見つけられたら嬉しいなあ。 テレビを見なくなったら電気代が激減。波風家  新春大作戦実施中の波風夫妻はいたく喜び「やれば出来る」を実感。倹約・節制している感じが全然ないので余計嬉しい。

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残った醤油の味

2023年02月11日 | 日記・エッセイ・コラム

うどんの醤油は
ずうっと養父(兵庫県)という小さな町の醤油屋さんのを使ってる。懐かしいような味、大企業のより値段も適切。昆布と煮干しと削り節できちんと出汁を取れば、この醤油と三温糖だけでいける。最初は一升瓶だったが500、300ミリリットルとだんだん小さくしたのは、残り少なくなると味も匂いも濃くなり使えなくなるからだ。

 

老いるほど
その人の素の面が露わになるのに似ている。個性(=素)が濃縮される感じ。良い面は昔と同じでも、悪い面は誤魔化しよう無くなる。古希過ぎてわかった一つが、人は老いるほど変われなくなり、素が濃縮されるという事実。大言壮語はいつか終世の嘘つきとなり、出世してエライことになったはずなのに無職になっても自分は偉い人だと勘違いし続けたり、若い人に任せれば良いのにと周りから顰蹙かっていても分からなかったり分からないふりをしたり。

 

開栓後は
冷蔵庫に保管し、お早めにお使いください、と醤油ラベルの注意書き。一升瓶では冷蔵庫に入らないし500でも邪魔。小さい方が割高だが、使い勝手は悪くない。どちらが良いかでなく使う頻度の問題。瓶の底に残った醤油の扱いと、残り少なくなった人生の使い方をこんなふうに重ねて考えるのも波風氏の個性というか素なんだね。人生の残りを冷蔵庫に入れるわけにはいかないので、自分に残された味と香りの使い勝手は自分で判断しなければ。しかし、有り余る時間使って自由に振る舞いながら周りも楽しくできるような老人は稀。「これ以上、俺の個性が周りに迷惑をかけませんように」と祈る波風氏。現在の迷惑は許して下さい、という魂胆ありありで。


面白い景色あるなあと家の周りを歩く。絵にしたい普段使いの道具もだ。今日のイラストはそんな一つ。「くすみカラーの色画用紙」(百均!)にHB、2Bの鉛筆、色鉛筆で 70歳で食の変化。宵越しの料理と野菜が嫌いだったが大丈夫に。外食は味が濃すぎたり油脂分多くて敬遠。「一食一食納得のいくご飯」を食べたい、身体を動かすのが面白いと食の好みも変わるね。

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散歩の坂道

2023年02月09日 | 図工・調理

散歩シリーズイラストの3回目。この坂道は往復5000歩コースの折り返し付近。このまま下っていくと信金や郵便局、駅やドラッグストアーに行ける。そこまで行けば往復8000歩。

今日は一日中雪が降っているから家で楽しむ。久しぶりに包丁を研ぎ満足満足。普段使いの菜っ葉切り包丁、牛刀に加え、柳刃と出刃と麺切り包丁を研ぐ。余計なこと考えないから好きな仕事。

イラストは、7Bと2Bの鉛筆、4色の色鉛筆で描き、スキャンしてPCに取り込みフォトショップで仕上げ。風の無い夕方の海や坂道を下っていく雰囲気が感じられれば嬉しい。

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