(前回から続く)
お年寄り、シニア、シルバー、・・・・遠慮というか配慮見え見えのこういう高齢者呼称は嫌い。むしろ『老人』(笑)が良い。このブログ初期に『老人見習い』(59~65歳)、『初級老人』(66~70歳)、中級(71~75歳)、上級(76~80歳)と呼んでいた。だが、中級というのはいかにも中途半端で(実際に波風氏はその通りなのだが)、この年代で随分と知人が亡くなったこともあり使うのを止めた。
ぴったりくるのは『じいさん』、陰でクソジジイって言われるのも味がある(笑)。波風氏はまごうかたなき隠居老人、だがそれを自分で言うのはイイフリコキで躊躇。波風氏72歳寿命論者がやっと自他ともに認める老人になれたのだからその感動を呼称でも味わいたい。ウィンドウガラスに映る姿は実に老人でホーッと感嘆。足腰弱くなり定期通院あり飲薬朝夕計10粒は老人の勲章、半年前から突然歩き出したのも老人の冷や水なんだからみんな肯定しちゃう。こういうのが『幸せ』でなければ幸せって何?
昔仕事をした学校に来て話をせよとさっき電話が。その頃のことはもう全部忘れた、先輩面らしてのこのこ顔を出すのは現職の方々には迷惑至極なこと、若くて賢い方を推薦して断った。老人に対するこういう気配りを勘違いせず、場違いな出番を怖れ恥じてウドン屋(ごっこ)で細々と生きる(笑)ことが、身近な周辺にきれいな花を咲かせるジイサン道(ドウ)。電話くれた後輩には、波風食堂でウドンの一杯でも食べて下さいな、と優しくお願いした。(完)
画像は、開店準備完了2023波風食堂。床を全面塗装したので今年からスリッパ使用で 恐竜発掘の3番組が連休中に。モンゴルの砂漠、アメリカとカナダの荒涼とした地で、歯医者さんの歯垢取りみたいなチマチマしたのや全身骨格の発掘作業、お金儲けでなくただただ「知りたい」という研究者の輝かしい顔つきにママヨさんと見とれる朝日新聞辞めて社会と自分との関係を前より注意するようになったし、前より本に集中できるようになった。