ナンシー・Chang!のおいし~生活

湘南(住まい)&東京(勤務地)で見つけた、あんなこと、こんなこと。

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Beau Tempsでいただいたワイン/080720

2008-08-17 18:19:30 | お酒のお話
*7/20に 3度目のぼたん でいただいたワインをご紹介します。

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■Thierry Puzelat Vouvray Petillant Naturel 2004
ティエリー ピュズラ ヴーヴレ ペティアン ナチュレ 2004

自然派の造り手として脚光を浴びているテュエリー ピュズラの微発泡スパークリングワイン。葡萄生産者ガルの樹齢100年を超えるムニュピノ・メリエから造られたワイン。タンク内で約2ヶ月半の発酵後、残糖分が13~15gに落ち着いた頃を見計らって瓶詰め。その後13ヶ月の瓶内発酵、瓶熟を経て出来上がります。
少し濁ったような濃い黄金色にビックリ。まるでベルギービールみたい。シードルを思わせるフルーティな味わい。ミネラル感に溢れ、独特のコクがあり、グレープフルーツみたいな苦い後味が残る不思議なワイン。正統派?シャンパーニュに慣れた人には刺激的なテイストかも。ちょっとクセになりそうな美味しさです。

産地:ロワール/フランス
生産者:ティエリー・ピュズラ
品種:ムニュピノ・メニエ100%

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■Lemaire Fournier VdTBranc L'Autre 2004
ルメール フルニエ VdTブラン ロートル 2004

彗星のごとく現れ、瞬く間に去っていったドメーヌ、ルメール フルニエのワインです。銀行で情報処理の仕事をしていたワイン愛好家マリー・アニック・フルニエ女史が、天才醸造家ニコラ・ルナールのワインに惚れ込み、宝くじで当てた私財を投げ打って興したドメーヌ。しかし、ワインの質にこだわるあまり、過剰な投資は避けられず、ついに資金が続かなくなり、2005年以降はワイン造りを行っていません。世に出たヴィンテージは2002、2003、2004年のみ。現ワインストックを全て売り切った点で完全にドメーヌを閉める予定でいます。

ヴヴレーの畑の土壌は石灰質、葡萄の樹齢は平均30年、「自然をリスペクトしナチュラルで最高のシュナンをつくる!」というモットーの下、収穫方法は100%手摘み、畑で選果。天然酵母による発酵、古樽熟成でワインを仕込み、徹底的に無添加にこだわるため、酸化防止剤も使っていません。

ちなみにかわいいアヒルのエチケット、1羽だけ色の違う子がいますよね。そう、「ロートル」とは、はイソップ物語の「醜いアヒルの子」のこと。AOCを落とされたことから、実は白鳥の子であるアヒルをワインのラベルにしたそうです。

白い花のような甘い香りに、ミネラル、スパイス、レモンなどの刺激的な香りが複雑に混ざったようなふくよかさ。口に含むとしっかりとした辛口です。豊富なミネラルと、キリッとした酸味、しっかりとしたコクと果実味。青リンゴを思わせる酸味の後に柔らかな甘さの余韻が楽しめるシュナン・ブラン。

産地:ロワール/フランス
生産者:ルメール・フルニエ
品種:シュナン・ブラン100%

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■Sartarelli Verdicchio de i Castelli Jesi Classio 2003 
サルタレッリ ヴェルデッキオ ディ カステッリ イエージ クラシッコ 2003

イタリアの安酒ヴェルデッキオのイメージを覆す銘酒。パン職人からワイン造りに転身したサルタレッリの葡萄園は、海抜300~350mの南向きのなだらかな斜面にあります。平均樹齢は27年、全てがヴェルディッキオ種で、この自家葡萄園の葡萄のみを使ってワイン造り(白ワイン3種類だけ)を行っています。古い機械を使用して地表から深い所に苗を植え、収穫はブドウの酸化をさけるため、早朝と夜間に手摘み。温度管理の出来るセラーのタンクで1ヶ月ほど発酵した後、熟成、瓶詰めされます。

グラスに注いだ瞬間、イタリアの白ワインとは思えない(笑)芳醇な香りに驚かされます。濃い黄金色も美しく、熟した葡萄の旨味が凝縮されているのがわかります。フルーティな甘い香りと果実味の後にガツンと来るアタックの強さは、アルコール度数13%の証明です。水みたいにガブガブ飲めるというヴェルデッキオのイメージを100%覆す飲み応えに軽くショックを感じました。畑が全て南向きのためここまで度数が上がるのだそうです。ホンモノのヴェルデッキオを楽しみたい方に、ぜひお奨めしたい1本。

産地:マルケ州/イタリア
生産者:サルタレッリ
品種:ヴェルディッキオ100%

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■Domaine de la Crouze Saint Veran Tradition
ドメーヌ ド ラ クルーズ サン ヴェラン トラディッション

15年間、協同組合に売る葡萄を栽培してきたデロッシュ夫妻が、組合のワイン造りに納得がいかず独立。1999年から「マコンの自然派」として名高い兄のフィリップ・ヴァレットと同様に「ナチュラルワイン」を造り始めました。マコンの街から西側に数kmの「ヴェルジッソン村」に位置する畑は、粘土石灰質の土壌で、日照に優れた南~南東向き。長年の経験を生かし「可能な限り自然なぶどう栽培」をしようと、除草剤を使わない有機農法を取り入れ、畑を取り巻く自然環境を守るため化学物質の農薬も使用していません。樹齢25年の葡萄を手摘み。ステンレスタンクにて20℃に温度管理しながら、翌年の春までの長期にわたり天然酵母にて発酵。亜硫酸を20mg添加し、ステンレスタンクにて11ヶ月熟成。珪藻土ろ過をしてビン詰め。ドメーヌ・ド・ラ・クルーズのワインは、葡萄が完熟するのを見極めて収穫するため、非常に芳香の強いワインとなります。

熟した甘い白桃、ライチ、クチナシのような甘い香り、口に含むとふくよかな果実味が広がります。しっかりとした酸味もあり、スッキリと爽やかな飲み口は暑い季節にはピッタリ。

産地:ブルゴーニュ/フランス
生産者:ドメーヌ・ド・ラ・クルーズ
品種:シャルドネ100%

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■Gauthier ourgueil Jour de Soif 2006
ゴーティエ ブルグイユ ジュール ド ソワフ 2006 

7つの村にまたがり1200haからなるブルグイユの葡萄生産地のうち、ドメーヌ・ベレールのピエール・ゴーティエの畑は15haほど。小さな畑を20ヶ所の地域に点在させ、1年の大半を畑仕事に費やしています。土壌は地上30センチが石灰粘土質、 その下は堅い石灰層の岩盤。葡萄は完全無農薬で育てられ、除草剤も一切使わず、土をすき返し空気をふんだんに含んだ畑は歩くとふわふわと柔らかいそうです。ボトルには無清澄、無濾過、SO2不使用と記され、ビオロジック志向が明確に打ち出されています。

甘く爽やかな香りと、ベリー系の赤い果実を思わせる酸味。石灰質土壌のミネラルをたっぷりと含み、タンニン分は非常に柔らかく、ピュアでナチュラルな美味しさが楽しめる癒し系です。「喉が渇いた」時に、少し冷やして飲んでも美味しいかも知れません。なので重い赤ワインが好きな人には少々物足りないかな?
まあ、「Jour de Soif」は「渇きの日」という意味だから。勿体つけてチビチビと飲むためではなく、喉の渇きを癒すためのワインを意識して造られたのだと思います。ごくごく飲める、軽やかで口当たりの優しいカベルネ・フラン。

裏ラベル訳
カベルネフランの果実味、成熟感、そして造り手の情熱がこのボトルに込められています。早くボトルを開けてください。清澄もフィルターもされてないワインで、瓶詰め時のSO2も添加していません。有機栽培のぶどうを使用しています。

産地:ロワール/フランス
生産者:ピエール・ゴーティエ
品種:カベルネ・フラン100%

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■Bressy Masson Cotes du Rhone Village Rasteau 2004
ブレッシー マッソン コート デュ ローヌ ヴィラージュ ラストー 2004

コート・デュ・ローヌでケイランヌ、サブレ、セギュレ、と並び評価の高いラストー村は、オランジェから北西20km程の所に位置しています。ブレッシー・マッソンは、おしどり夫婦が息子と3人で経営するドメーヌ。1920年からワイン造りを始め、その後、1948年頃から瓶詰めをし、自社ラベルのワインを売り始めました。畑の平均樹齢は35~40年。生産者のポリシーは、その年の気候がそのままワインに反映するようにと、ワイン造りに余計な手を殆ど加えないことだそうです。

2004年は当たり年だったのかな? ミディアムボディとは思えない力強さを感じるワイン。フレッシュな果実味の後にカカオやスパイスのアタックがあり、ちょぴり複雑な余韻が楽しめる。クセのないチーズやドライフルーツと良く合います。

産地:コートデュローヌ/フランス
生産者:ブレッシー・マッソン
品種:グルナッシュ、カリニャン、シラー
タイプ:ミディアムボディ

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そして銘柄不明のこの白ワイン。
(ご存じの方、いらっしゃればコメントお願いします)
夏休みが明けたら、会社帰りにお店に寄って石井さんに聞いてみるかな。

Beau Temps
ボータン(ワインBar、カフェ/長谷)
□18:00~0:00(土・日は12:00~15:00も営業)
木曜定休無休
□鎌倉市長谷1-14-26 
□0467-40-6172
※前回いただいたワインについては こちら
コメント (2)
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蜩の声を聞きながら… ■Beau Temps

2008-08-17 11:39:35 | 鎌倉のレストラン

ボータン(ワインBar、カフェ/長谷)

*古都の街を散策した後はワイングラスを傾けて夕涼み

あ、7/20の訪問です。
この頃は日が落ちるととたんに涼しくなったのです(てか、これが普通)。まさか8月に入ったら地獄の猛暑とは…。想像も出来ませんでした

天窓のある開放的な店内
ほとんど18時の開店と同時に到着。
お庭に面してガラス張りの店内は、まだ明るい外から入り込む光のせいで、ワインBarというより「雰囲気のいいカフェ」モード。
とりあえずスパークリングワインをオーダーし、日が暮れるのを待つことに。

トップ画像のグラスワインは、自然派の造り手として脚光を浴びているテュエリー・ピュズラの微発泡スパークリングワイン。

豚のリエット(700円)
前回オーダーしてすっかり気に入ってしまった一皿!
まだ明るいので写真はキレイに撮れました。

この日の2杯目

私(上):VdT ブラン ロートル 2004 ルメール・フルニエ
白い花のような甘い香りに、ミネラル、スパイス、レモンなどの刺激的な香りが複雑に混ざったようなふくよかさ。
口に含むとしっかりとした辛口です。

連れ(下):ヴェルデッキオ・ディ・カステッリ イエージ クラシッコ 2003 サルタレッリ
イタリアの安酒ヴェルデッキオのイメージを覆す銘酒。
グラスに注いだ瞬間、イタリアの白ワインとは思えない(笑)芳醇な香りに驚かされます。
濃い黄金色も美しく、熟した葡萄の旨味が凝縮されているのがわかります。

トルコ風サラダ(1,300円)
生で野菜が食べられるメニューを、と言ってオーダーした一皿。
カッテージチーズとオリーブがトルコ風の所以?
大量のピーマン攻撃にはチョト参った(連れに全部食べさせた)けど、路地もののトマトが完熟で美味かった!

3杯目

けっこう気に入ってしまった反則?ワイン「A-iuto!」をリピしようと思っていたのに、無情にも品切れ
「あそこまでメチャクチャな造り方じゃないけれど、似たような雰囲気のワインがありますよ」と石井さんが出してくれたのが画像上。
すごい色でしょう? たしかに口当たりは格段にお上品なのですが、アユート!のインパクトには及びません。
やっぱり「狙った通り」と「偶然にスゴイのが出来ちゃった」の差なのでしょうか。
ところでこのワイン、名前がわからんのです(石井さん手書きの伝票、達筆過ぎて判読不可)。

下は連れがオーダーしたドメーヌ・ド・ラ・クルーズ サン・ヴェラン・トラディッション。
完熟葡萄で造られる非常に芳香の強いブルゴーニュワインです。

パンも自家製
前記事でもウマ~(゜д゜)!!と紹介したパン。

お店のブログで自画自賛しているだけのことはありますな~。
下手にパン屋で買ったものより全然美味しいですよ。パリパリサクサク系で、逗子のウーナ・ジョルナータと同じような食感。
今のところ、湘南のお店ではこの2店のパンがお気に入りです。

しらす入りオムレツ(1,300円)
フワトロのオムレツは言うに及ばず、レンバイ(鎌倉市農協連即売所)の新鮮野菜がまたメチャウマ~(゜д゜)!!

茹でズッキーニ(600円)
あまりにツボって自宅でも再現した「まるごと1本茹でズッキーニ」、メニューにあったので当然オーダー。
この日はなんとハワイ産が登場。デカっ! それになんと黄色なのだ でも、味は普通のズッキーニと同じです。

4杯目は赤ワイン

私(上):ブルグイユ ジュール・ド・ソワフ 2006 ゴーティエ
ゴクゴク飲める、軽やかで口当たりの優しいカベルネ・フラン。
「Jour de Soif=渇きの日」という名前にあやかり、喉が渇いた時に、少し冷やして飲んでも美味しいかも知れません。
なので重い赤ワインが好きな人には少々物足りないかな?

連れ(下):ブレッシー・マッソン コート・デュ・ローヌ ヴィラージュ ラストー 2004
ミディアムボディとは思えない力強さを感じるワイン。
フレッシュな果実味の後にカカオやスパイスのアタックがあり、ちょぴり複雑な余韻が楽しめる。
クセのないチーズやドライフルーツと良く合います。

チーズ盛り合せ(1,000円)
というわけで、クセのないチーズをセレクトしていただきました。
デザートの代わりを兼ねて。

エスプレッソ(300円)
ここはワインBarなのに「本格ナポリ風エスプレッソを飲める数少ない店!」と王様があまりにも絶賛するので試しに頼んでみた。

石井さん曰く「そんな褒められるほどのものでも…」とご謙遜。
たしかに美味しいんですが、どこがどう「ナポリ」なのかがよくわからない私

ワインは全て連れとシェアして楽しみました。1人利用だとこうはいかないので、かなり得した気分。支払いは14,700円(1人約7,000円)でした。
※いただいたワインの詳細は こちら をご参照ください。

Beau Temps
□18:00~0:00(土・日は12:00~15:00も営業)
木曜定休 無休
□鎌倉市長谷1-14-26 
□0467-40-6172
※前回のBeau Tempsは こちら
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