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光会@エリゼ光でいただいたワイン(とポン酒)をご紹介
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丸藤葡萄酒工業株式会社
創業120周年記念 ルバイヤート(四行詩)
初代社長、大村治作氏が自宅の庭に小さな葡萄酒醸造場を開設したのが1890(明治23)年5月のこと。以来120年、個性ある日本のワイン造りにチャレンジし続けています。「ルバイヤート」120周年を記念して特別に醸造されたこの白ワインは、2008年に収穫された優良な甲州ぶどうのみをを使用、タンク醗酵の後、樽で6ヶ月熟成させ、厚みと温かみのある辛口のワインに仕上げられています。
上品な樽の香りとフレッシュな果実味がマッチし、口に含むと柔らかな酸味がいっぱいに広がります。スッキリとした飲み口ながら十分な複雑味も感じられ、甲州ぶどう本来の香りや味わいを堪能できる1本。お魚メインのフレンチにはピッタリです。
産地:山梨県/日本
生産者:丸藤葡萄酒工業株式会社
品種:甲州100%
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天青 千峰 朝しぼり 純米吟醸
「新鮮な海の幸には日本酒が一番!」ということで、久々の天青が登場。
3/11(木)に搾りたての無濾過生原酒(純米吟醸)であります。酒米の王様「山田錦」を50%まで磨き上げ、80年前の丹沢山系伏流水で丁寧に仕込んだ純米吟醸で、1年に1回の限定出荷酒。プチプチとした微発泡感、開封してからの味の変化が楽しめます。
産地:茅ヶ崎(神奈川県)
蔵元:熊澤酒造株式会社
酒類:純米吟醸 無濾過生原酒
原料米:山田錦
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Domaine Troterau Vieilles Vignes QUINCY
ドメーヌ トロテロー ヴィエイユ ヴィーニュ カンシー
なんと貴腐寸前の状態になった樹齢50~100年のソーヴィニヨン・ブランで造られています!
ロワール地方「カンシー」はサンセールの西のはずれ。ワインを扱うプロでも咄嗟にはどこにあるのか思い出せないというマイナー産地ですが、14世紀頃からシトー派の修道院がこの地でワイン造りを始め、 1936年にはフランス2番目のAOC資格を取得した歴史あるアペラシオンでもあります。そのカンシーNo.1の造り手、トロテローが手掛けるこのワイン、糖度の高い葡萄を使いながらもキリッと辛口に仕上げられています。しかも生産は「製造条件が揃った年のみ」というこだわりの銘酒です。
色は淡いレモンイエロー。蜜がたっぷりの林檎や、砂糖を焦がしたような甘く香ばしい香りの中に、ハーブ系のすっきりドライなニュアンスが感じられ、口に含むと凝縮した果実味が一気に溢れ出します。酸と糖度の絶妙のバランスには驚愕するばかり。石灰質土壌の特性を反映させてかミネラル感もたっぷり、噛めそうなほどふくよかでしっかりしたテイストに、ソーヴィニヨン・ブランのイメージが覆りました! あまり冷やさず、ゆっくりと味わいの変化を楽しみたいワインです。
産地:カンシー(ロワール)/フランス
生産者:ドメーヌ トロテロー
品種:ソーヴィニヨン・ブラン100%
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Domaine de la Poullete
Bourgogone Rouge La Corvee au Pretre
ドメーヌ ド ラ ブレット ブルゴーニュ ルージュ
ラ コルヴェ オー プレートル
あのロマネ・コンティで有名な「ヴォーヌ・ロマネ村」の葡萄だけで造られる、気高きACブルゴーニュ。耳馴染みのないドメーヌですが、ラ・ブレットの歴史はおよそ300年にも及び、ルイ15世時代に畑を所有している記録が残るほどの老舗で、代々官僚や受勲者の妻たちによって受け継がれてきました。
色は透明感のある鮮やかなチェリー・レッド。淡い色調とは対照的な、ギュッと果実味が凝縮された濃厚な味わいと、長く続く余韻が特徴的です。ピノ由来のタンニンがしっかりしているので、アタックはやや強めですが、酸は比較的柔らか。全体的なバランスが素晴らしく、さすがはヴォーヌ・ロマネの葡萄100%と唸らせる気品を感じさせます。ストロベリ、チェリー、フランボアーズなどの赤果実の甘酸っぱさに、ハーブやスパイスの要素が加わり、程よい酸味とミネラル感が全体を引き締めている感じ。グラスから立ち上る薔薇の花を思わせる上品なアロマにはうっとり。
産地:ブルゴーニュ/フランス
生産者:ドメーヌ ド ラ ブレット
品種:ピノ・ノワール100%
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今回の光会は、国産ワインあり、日本酒ありと、バラエティに富んだセレクトでした。
初めての試みでクイズも催され、天青の「千峰」を除く3つのワインの葡萄品種を当てるという趣向。
しかし意外なことに、20人近く集まったグルメな常連さんたちの中で、全問正解者は1人もいませんでした。
てか、全員が3番目に登場した白ワイン「QUINCY」に翻弄されてしまった様子。
私も「ソーヴィニヨン・ブラン」か「ヴィオニエ」かで大いに悩みました。“蜜林檎のような甘い香り”にコロリと騙されて後者を選んでしまったのですが。。ううむ、貴腐葡萄おそるべし。。。
正解者が1人もいなかったこと、第2候補が当たりだったことで、とりあえず私が賞品をGetしてしまいました(嬉)。
■エリゼ光
□11:30~15:00(L.O 14:30)17:30~22:30(L.O 20:30)
□水曜定休
□横浜市中区山手246 カーネルコーナー2F
□045-681-1068
※↑のワインと一緒にいただいたお料理はこちら(↓)
エリゼ光/100328
前編、
後編