なんぶてい(フランス料理/日比谷)
(
前編 より続く)
5/21 Fri.
*緑の中の一軒家フレンチで豪華に1人ディナー♪
ヴィジュアル編に続き、いただいたお料理をご紹介。
ディナーコースは7,000円、10,000円、12,000円、15,000円の4種類。安い方から2番目の
Menu Gourmand グルマン(税込10,500円)をチョイスしました。
ワインはグラスでいただけるものをお料理毎に1杯ずつ。
泡、白、赤、デザートワインなど、それぞれ2~3種の選択肢があるのがうれしい。
銘柄は、季節ごとにコースメニューが変わるたび、料理に合わせて選んでいるそうです。
グラスシャンパン(1,450円)
とりあえずは泡でホッとひと息。
アミューズ
3種の塩味のマドレーヌを特製ディップで。
上:ヨーグルト、クリームチーズ、オリーブオイル、パン粉を合わせたディップ。
一緒に味わうと、甘くないマドレーヌがコジャレたオードブルに変身します。
下:左から、
トマト&クミン、海藻、イカスミ風味のマドレーヌ。
食感は間違いなくマドレーヌだけど、食材の味がしっかりついていて、なんとも不思議なテイスト。
パン
自家製のライ麦パンです。
冷前菜
柔らかく煮た鮑のコンカッセ、そのジュレと蕪のクリームと一緒に。
ちなみにグラスの中身はこんな感じ。
添えられているのは、若布のブリオッシュと黒オリーブのタプナード。
温前菜
フォアグラのポワレとパン・デピス、カシスのクーリとマスタード添え。
貴腐ワイン(1,300円)
なんとトカイがグラスでいただけます。
フォアグラに合わせてチョイスしてみました。
フォアグラの下に敷かれているパン・デピス(Pain d'epice)とは、ライ麦粉とハチミツを使い、複数のスパイスを効かせて焼き上げた、古典的なフランス菓子。
スパイシーな香り、ざっくりと固めで素朴な食感が特徴です。
メイン
真鯛のポワレ、蕎麦の実とアスパラのリゾット仕立て。
グラスワイン(950円)
正統派、ブルゴーニュのシャルドネ。
肉料理
和牛フィレ肉のロースト。
感動の涙が出そうなくらい見事な赤身! これぞフィレ肉です。
そしてこの美しい断面。。。しばしウットリと見惚れてしまいました
グラスワイン赤(900円)
Domaine Jean-Louis Toribouley Cotes du Roussillon Rouge LES COPINES 2005
ドメーヌ ジャン-ルイ トリブレイ コート ド ルーション ルージュ ラ コピーヌ
「ラ・コピーヌ」はフランス語で「女友達」という意味。その名前にふさわしく、女子3人がグラスを手にはしゃいでいるPOPなイラストのラベルが印象的です。
ジャン-ルイ・トリブレイは、ドメーヌ・ゴビーで修業を積んだ後に独立し、初めてリリースしたワインが「レヴュ・デュ・ヴァン・ドゥ・フランス」誌に絶賛された若い生産者。スペイン国境に近い地中海沿いのペルピニャン市近郊で、樹齢の高い葡萄から自然派ワインを造っています。
もうちょっとクセのあるワインかと思ったけれど(なんとなく、ですが)、思いの外グイグイいけちゃう系のライトテイスト。葡萄の凝縮感は十分ながら、タンニンがまろやかで、口当たりはフレッシュ&フルーティ。ヴァン・ド・ターブルという位置づけのワインでしょうか? お肉が見事な赤身(脂肪なし)だったため、ちょうどよかったけど。産地:ラングドック・ルーション/フランス
生産者:ジャン ルイ トリブレイ
品種:カリニャン80%、グルナッシュ20%
メイン料理の下には「お楽しみ」が隠れていました。
お魚料理に、蕎麦の実とみじん切りのグリーンアスパラがたっぷり入ったリゾット、牛フィレ肉には、表面の焼き色が香ばしいハッシュドポテト。
どちらもメインディッシュを引き立てる名脇役でした。
デザート
手前右から時計周りに、
マンゴーのムース、マンゴーシャーベット、ベリーのタルト、季節のフルーツ(ビワ)コンポート。
ちょっとずつ色々楽しめるスタイルは個人的にポイント高し。
コーヒー
濃い目でとても美味しかった。
銀製のクリーマー、蓋付きの陶器製シュガーポットがレトロな趣。
プチフール
その名の通り「プチ」サイズのカヌレと生チョコ。
どちらも作るのに非常に手間のかかるスイーツです。
デザートの後の小菓子にしては贅沢すぎ?
ちなみに、デザートはワゴンサービスです。
好みのものを「いくつでも」選べます!
食べられれば「全部」でもOKなのです!!
というわけで、久々に都内でちゃんとしたフレンチをいただきました。
まあ10,500円出せばこれくらいは当たり前なのかもですが。。。滅多にお目にかかれないことも事実なわけで。
ディナーコースにバイ・ザ・グラスでワインを4杯追加して、支払いは16,863円(税・サ込み)でした。
料理、サービス、雰囲気全て◎の貴重なレストラン。
夏が終わる前(8月中)に行っておこうと思っています。
■南部亭
□11:30~14:00(L.O) 17:30~20:30(L.O)
□日・祝定休
□駐車場あり
□03-3591-1023
※前回の南部亭は
こちら