電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

近頃の「睡眠の音楽」と「目覚ましの音楽」

2011年10月16日 06時01分47秒 | クラシック音楽
眠りにつくとき、枕元で静かに音楽を流します。すると、コンピュータのプログラムを考えつづける時のような論理的思考のこわばりがほぐれ、すうっと気持ちよく眠れる経験を何度もしています。こんなときは、ボロディンの弦楽四重奏曲など、静かで幸福な音楽がよろしいようです。今は、枕元のラジカセにフランクのヴァイオリン・ソナタを入れており、スリープタイマーをセットして、これを聴きながら眠ってしまいます。実に気持ちよく眠れます(^o^)/

逆に、いま目覚ましがわりに使っているのが、J.S.バッハの「フーガの技法」。リステンパルト指揮ザール放送室内管の演奏は、不思議な抽象性が、再び眠りに就くのを許しません。こちらはMDでセットしており、いちいちCDを取り替える必要はない形になっています。

こういう用途には、MD/CDラジカセが便利です。オーディオ的にあまり立派すぎると、逆に眠れませんし、いかにもラジオから聞こえてくるような音の方が、落ち着いて眠れるようです。このあたりは、ラジオに親しんだ期間の長い世代の特徴でしょうか。
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