先月、香月美夜著『本好きの下剋上』第5部第5巻と一緒に購入してきたのが、永田和宏著『タンパク質の一生〜生命活動の舞台裏』です。先ごろ読了した『上杉鷹山』に続き、硬派の岩波新書赤版です。今、前二章を読んだところですが、「DNA→mRNA→ポリペプチド→タンパク質」といういわゆる「セントラルドグマ」のあたりは、よく承知しています。そういえば、昔は大学生になってはじめて学ぶ先進分野だったけれど、50年後の今は高校の生物の教科書に出てくるレベルの内容になっているらしい。しかし、分子シャペロンの役割を論じる第三章あたりからは、アンフィンゼン効果を当然のように信じていた昔の学生(私)には新鮮な記述が続きます。うーむ、そうなのか! 新型コロナウィルス禍で昔取った杵柄の生化学・分子生物学的素養が役立つ場面が多かったけれど、これはちゃんと時代の進歩をフォローするべきだろうか。
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もう一冊、隣の『本好きの下剋上』のほうは、あまりネタバレの心配をせずに、そろそろ記事にしてもよさそうな頃合いかも。こちらは再読、三読、とにかく面白い。ありがたいことに、ブログの記事ネタに困ることがありません。
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もう一冊、隣の『本好きの下剋上』のほうは、あまりネタバレの心配をせずに、そろそろ記事にしてもよさそうな頃合いかも。こちらは再読、三読、とにかく面白い。ありがたいことに、ブログの記事ネタに困ることがありません。