新型コロナウィルス禍も、ワクチン接種が進むと改善の方向に向いてくるようで、海外では英国などデータとして実績が上がっているようです。もちろん、多少のトラブルはあるのでしょうが、全体として見ればワクチンによる予防が効果的に作用することがはっきりしてきたと言って良いでしょう。
私自身も、若い頃には生化学専攻でしたので、関連情報を集めたり学術論文に近い総説を読んだりするなど、それなりにずいぶん勉強しました。新型コロナウィルス禍でもなければおそらく読まなかったであろう文献は、たいへん興味深いものでした。そこであらためて感じたのは、実験に基礎をおく自然科学や医学の実証性、信頼性と有効性です。政治や報道がしばしば右往左往するのは、こうした実証的な裏付けとは別な、思惑や利害によるものを優先しようとして現実に背かれるためだろうと思います。
ところで、備忘のために、新型コロナウィルス禍に関連して当ブログに掲載した記事の一覧を作ってみました。
うーむ、やはり転機は2020年1月の「ワクチン接種が見えてきた」「mRNAワクチンの原理とリポソームの実験の記憶」の記事あたりだな。mRNA ワクチンの原理と自分自身の若い頃の実験の記憶が結びついて、方向性が明瞭に見えてきたことがわかります。昨夜はスーパームーンとのことで、写真を撮ろうと試みました。残念ながら手ブレで二重になってしまいましたが、月食が過ぎて再び元の月の姿が現れるように、おそらく事態は新型コロナワクチン接種率の向上とともに徐々に収束に向かうのではなかろうか。
【追記】
夜のNHKニュースで、1月10日の記事に取り上げたmRNAワクチンの原理を開発したカタリン・カリコ博士のインタビューが放送されました。2月17日付け記事で紹介し3月19日付け記事では出国の際のエピソードに驚かされた博士ご本人の声と語られる内容に、ちょっと感激してしまいました。
私自身も、若い頃には生化学専攻でしたので、関連情報を集めたり学術論文に近い総説を読んだりするなど、それなりにずいぶん勉強しました。新型コロナウィルス禍でもなければおそらく読まなかったであろう文献は、たいへん興味深いものでした。そこであらためて感じたのは、実験に基礎をおく自然科学や医学の実証性、信頼性と有効性です。政治や報道がしばしば右往左往するのは、こうした実証的な裏付けとは別な、思惑や利害によるものを優先しようとして現実に背かれるためだろうと思います。
ところで、備忘のために、新型コロナウィルス禍に関連して当ブログに掲載した記事の一覧を作ってみました。
- 新型コロナウィルスの変異と強毒化のメカニズムなど 2021年04月29日
- 免疫のないウィルスの感染を甘く見ないほうがいい 2021年04月10日
- mRNAワクチンの研究をした女性科学者の出国エピソードが映画みたい 2021年03月19日
- 新型コロナウィルスのワクチン接種が始まって〜変異株のこと 2021年03月09日
- 新型コロナウィルスのワクチン接種が始まる〜女性科学者の努力に拍手! 2021年2月17日
- mRNAワクチンの原理とリポソームの実験の記憶 2021年01月10日
- 新型コロナウィルス禍、ワクチン接種が見えてきた 2021年01月06日
- 新型コロナウィルス禍の影響で買い物行動が明らかに変化しているらしい 2020年10月23日
- 新型コロナウィルスはどのくらい怖いか、免疫は持続するのか 2020年06月23日
- メルケル首相のスピーチについて 2020年05月13日
- 長所は短所、短所は長所〜都会と田舎と人口密度 2020年05月04日
- アビガン(ファビピラビル)がRNAウィルス合成を阻害する理由 2020年05月03日
- 5月を契機に備忘録ノートを更新、最初の記録は 2020年05月02日
うーむ、やはり転機は2020年1月の「ワクチン接種が見えてきた」「mRNAワクチンの原理とリポソームの実験の記憶」の記事あたりだな。mRNA ワクチンの原理と自分自身の若い頃の実験の記憶が結びついて、方向性が明瞭に見えてきたことがわかります。昨夜はスーパームーンとのことで、写真を撮ろうと試みました。残念ながら手ブレで二重になってしまいましたが、月食が過ぎて再び元の月の姿が現れるように、おそらく事態は新型コロナワクチン接種率の向上とともに徐々に収束に向かうのではなかろうか。
【追記】
夜のNHKニュースで、1月10日の記事に取り上げたmRNAワクチンの原理を開発したカタリン・カリコ博士のインタビューが放送されました。2月17日付け記事で紹介し3月19日付け記事では出国の際のエピソードに驚かされた博士ご本人の声と語られる内容に、ちょっと感激してしまいました。