9月10日の土曜日は、早朝から河川清掃ボランティアで草刈り作業に従事。前日はやはり早朝から農事実行組合の農業用水路の草刈りでしたので、2日続けての早朝労働となりました。終了後も思い立って反対側の堤防の管理用道路が蔓性の草がはびこっていましたので、これも刈り払いをして軽トラックが通れるようにしましたので、やや疲労気味。朝食後に昼寝をしようと思っていたら、野暮用が次々に発生して寝そびれてしまい、昼食後に山響定期のマチネに直行です。
駐車場は何かイベントがあったらしく混み合っていましたが、会場の山形テルサになんとか駐車できました。ホールに入ると、ステージ上はなんだか祭りの会場のような楽器の混み具合で、思わずびっくりです。西濱事務局長と指揮の阪哲朗さんに加えて、今回のプログラム最初の曲目「ジュピターの幻影」の作曲者、酒井健治さんも登場し、ヨーロッパ時代の話や曲についての話などを聞きました。滑舌の良い早口で、西濱さんとの掛け合いを聞いていると、どうやら関西のノリみたい(^o^)/
本日のプログラムは、
というものです。
最初の曲目、酒井健治さんの「ジュピターの幻影」の楽器編成と配置がスゴイ。ステージ左から第1ヴァイオリン(8)、チェロ(4)、ヴィオラ(4)、第2ヴァイオリン(7)の対向配置、コントラバス(2)は左後方です。中央奥にフルート(2,うち1はpicc持ち替え)、オーボエ(2,うち1はEngHrn持ち替え)、その奥にクラリネット(2,スライドホイッスル持ち替え)、ファゴット(2,蛇腹ホース持ち替え)、木管楽器の両サイドに左がホルン(2)、右がトランペット(2)とやや小ぶりの編成ですが、その奥に並ぶパーカッション、鳴り物がスゴイ! プログラムノートによれば、アンティーク・シンバル、ヴィヴラフォン、チャイム、スプリングコイル、サスペンド・シンバル、ポリブロック、ウッドブロック、ムチ、タムタム、ラチェット、オクトブロック、ワルトトイフェル、マリンバ、ティンパニ、トムトム、トライアングル、ギロ、バスドラム、スネアドラム、ウォーターホーン、ハーモニックパイプ だそうです。
演奏が始まると、変わった響きの中にもところどころにモーツァルトの「ジュピター」交響曲の旋律が顔を出します。不思議な響きは何の音なのか、おそらく単一の音ではないのかも。ダイナミックに高揚する音楽と言うよりはむしろ、静的な祈りの音楽に近いのかもしれません。
続いて、ステージ中央にグランドピアノが引き出され、第2曲め、モーツァルトのピアノ協奏曲第21番です。楽器編成と配置は、パーカッションはバロックティンパニだけになり、1st-Vn(8), Vc(5), Vla(5), 2nd-Vn(7), Cb(3) と通常編成に戻った弦楽5部に、Fl, Ob(2), Fg(2), Hrn(2), Tp(2), Timp というもので、弦楽5部の配置は同じで、Cl の位置に Hrn が座り、Tp の右にバロックTimp. という配置です。もちろん、ホルンとトランペットはモーツァルトが作曲当時の形のナチュラルタイプです。
演奏が始まるとなんとも気持ちが良い。ピアノの音は美しいし、溌溂とした音楽は耳に快いものです。早朝の作業の疲れもあってか、不覚にも第2楽章をうとうとしてしまいました。演奏者の皆さんには申し訳ないことながら、第3楽章の華々しい音楽に気持ちよく目覚めたという、なんとも締まらない状況です。でも、アンコールで演奏してくれたモーツァルトのピアノ・ソナタ イ短調 K.310 の第1楽章は、速いテンポで心に訴える力のある演奏でした。ぐっと来ました。
ここで15分の休憩です。
休憩の間に、山響の新しいCDの予約をしてきました。村川千秋指揮によるシベリウスの交響曲第3番ほか。ちょうど第3番のCDは持っていなかったので、願ったりかなったりです。9月22日頃に届く予定。これは楽しみです。
さて後半は、モーツァルトの交響曲第41番ハ長調「ジュピター」です。楽器編成と配置は、8-7-5-5-3 の弦楽5部は対向配置。これに Fl(1), Ob(2), Hrn(2), Fg(2), Tp(2), Timp. が加わります。ホルン、トランペットはナチュラルタイプ、バロックティンパニは1曲めの楽器配置の関係で右奥のトランペットの並びです。
この曲は手持ちのLPやCD等の録音も何種類かあり、実演でも飯森範親さん、鈴木秀美さんとの演奏等を聞いていますので、いわばふだんよく聴きなれた音楽の部類に入るでしょう。でも、阪哲朗さんとの「ジュピター」も良かった。オーケストラの響きが豪華でティンパニが効果的に作用し、抑制と開放が巧みに組み合わされた、実に聴き応えのある演奏でした。終楽章のフーガのところなど、ずっと聴いていたいと思わせる充実したもので、ほんとに良かった。聴衆の拍手の大きさと熱がよく物語っていたと思います。
終演後、気分良く帰宅しようと思っていたら、落とし穴がありました。駐車場から出ようとしたら、なんと、駐車券が見当たらない! いつものサンバイザーのカード入れにないのです。胸ポケットなどを焦って探しましたがどこに置いたのか記憶にない。後続の車は苛ついているだろうし、老害と言われても仕方がない事態です。スタッフの人に訳を話して誘導してもらい、車を駐車場に戻して隅から隅まで探しました。そうしたら、なんとショルダーバッグの背側ポケットにありました! おそらくは、いつものサンバイザーに入れようと思ったが一瞬やまぎん県民ホールと勘違いし、事前精算機で精算できるように胸ポケットに入れようとして、汗で湿ってしまうのを防ぐためにショルダーバッグの背ポケットに入れた、という流れだったのでしょう。
駐車場は何かイベントがあったらしく混み合っていましたが、会場の山形テルサになんとか駐車できました。ホールに入ると、ステージ上はなんだか祭りの会場のような楽器の混み具合で、思わずびっくりです。西濱事務局長と指揮の阪哲朗さんに加えて、今回のプログラム最初の曲目「ジュピターの幻影」の作曲者、酒井健治さんも登場し、ヨーロッパ時代の話や曲についての話などを聞きました。滑舌の良い早口で、西濱さんとの掛け合いを聞いていると、どうやら関西のノリみたい(^o^)/
本日のプログラムは、
- 酒井健治:ジュピターの幻影
- モーツァルト:ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K.467 務川慧悟(Pf)
- モーツァルト:交響曲 第41番 ハ長調「ジュピター」K.551
阪哲朗指揮、山形交響楽団
というものです。
最初の曲目、酒井健治さんの「ジュピターの幻影」の楽器編成と配置がスゴイ。ステージ左から第1ヴァイオリン(8)、チェロ(4)、ヴィオラ(4)、第2ヴァイオリン(7)の対向配置、コントラバス(2)は左後方です。中央奥にフルート(2,うち1はpicc持ち替え)、オーボエ(2,うち1はEngHrn持ち替え)、その奥にクラリネット(2,スライドホイッスル持ち替え)、ファゴット(2,蛇腹ホース持ち替え)、木管楽器の両サイドに左がホルン(2)、右がトランペット(2)とやや小ぶりの編成ですが、その奥に並ぶパーカッション、鳴り物がスゴイ! プログラムノートによれば、アンティーク・シンバル、ヴィヴラフォン、チャイム、スプリングコイル、サスペンド・シンバル、ポリブロック、ウッドブロック、ムチ、タムタム、ラチェット、オクトブロック、ワルトトイフェル、マリンバ、ティンパニ、トムトム、トライアングル、ギロ、バスドラム、スネアドラム、ウォーターホーン、ハーモニックパイプ だそうです。
演奏が始まると、変わった響きの中にもところどころにモーツァルトの「ジュピター」交響曲の旋律が顔を出します。不思議な響きは何の音なのか、おそらく単一の音ではないのかも。ダイナミックに高揚する音楽と言うよりはむしろ、静的な祈りの音楽に近いのかもしれません。
続いて、ステージ中央にグランドピアノが引き出され、第2曲め、モーツァルトのピアノ協奏曲第21番です。楽器編成と配置は、パーカッションはバロックティンパニだけになり、1st-Vn(8), Vc(5), Vla(5), 2nd-Vn(7), Cb(3) と通常編成に戻った弦楽5部に、Fl, Ob(2), Fg(2), Hrn(2), Tp(2), Timp というもので、弦楽5部の配置は同じで、Cl の位置に Hrn が座り、Tp の右にバロックTimp. という配置です。もちろん、ホルンとトランペットはモーツァルトが作曲当時の形のナチュラルタイプです。
演奏が始まるとなんとも気持ちが良い。ピアノの音は美しいし、溌溂とした音楽は耳に快いものです。早朝の作業の疲れもあってか、不覚にも第2楽章をうとうとしてしまいました。演奏者の皆さんには申し訳ないことながら、第3楽章の華々しい音楽に気持ちよく目覚めたという、なんとも締まらない状況です。でも、アンコールで演奏してくれたモーツァルトのピアノ・ソナタ イ短調 K.310 の第1楽章は、速いテンポで心に訴える力のある演奏でした。ぐっと来ました。
ここで15分の休憩です。
休憩の間に、山響の新しいCDの予約をしてきました。村川千秋指揮によるシベリウスの交響曲第3番ほか。ちょうど第3番のCDは持っていなかったので、願ったりかなったりです。9月22日頃に届く予定。これは楽しみです。
さて後半は、モーツァルトの交響曲第41番ハ長調「ジュピター」です。楽器編成と配置は、8-7-5-5-3 の弦楽5部は対向配置。これに Fl(1), Ob(2), Hrn(2), Fg(2), Tp(2), Timp. が加わります。ホルン、トランペットはナチュラルタイプ、バロックティンパニは1曲めの楽器配置の関係で右奥のトランペットの並びです。
この曲は手持ちのLPやCD等の録音も何種類かあり、実演でも飯森範親さん、鈴木秀美さんとの演奏等を聞いていますので、いわばふだんよく聴きなれた音楽の部類に入るでしょう。でも、阪哲朗さんとの「ジュピター」も良かった。オーケストラの響きが豪華でティンパニが効果的に作用し、抑制と開放が巧みに組み合わされた、実に聴き応えのある演奏でした。終楽章のフーガのところなど、ずっと聴いていたいと思わせる充実したもので、ほんとに良かった。聴衆の拍手の大きさと熱がよく物語っていたと思います。
終演後、気分良く帰宅しようと思っていたら、落とし穴がありました。駐車場から出ようとしたら、なんと、駐車券が見当たらない! いつものサンバイザーのカード入れにないのです。胸ポケットなどを焦って探しましたがどこに置いたのか記憶にない。後続の車は苛ついているだろうし、老害と言われても仕方がない事態です。スタッフの人に訳を話して誘導してもらい、車を駐車場に戻して隅から隅まで探しました。そうしたら、なんとショルダーバッグの背側ポケットにありました! おそらくは、いつものサンバイザーに入れようと思ったが一瞬やまぎん県民ホールと勘違いし、事前精算機で精算できるように胸ポケットに入れようとして、汗で湿ってしまうのを防ぐためにショルダーバッグの背ポケットに入れた、という流れだったのでしょう。
教訓:できるだけいつもと同じようにする。いつもと違うことをしたときは、意識してそれを覚えておく必要がある。