電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

カスタム・グランディに「紺碧」インク補給〜パイロット社のペンについて

2020年03月30日 06時02分20秒 | 手帳文具書斎
過日、1979年以来40年間ずっと愛用しているパイロット社の万年筆「カスタム・グランディ」に、同社のインク「色彩雫」シリーズから「紺碧」を補給しました。記録によれば12月以来ですから約三ヶ月ぶりです。この愛用万年筆は、これまで何度も書いていますが、中字でインクフローは潤沢、ペン習字のお手本のような書体を好まず丸ゴシック体のような文字を好む(^o^;)自分自身の書きぐせに最もよく馴染んでいるもので、コンバータのインク容量が小さいことと乾きやすい欠点があるためサブ万年筆の位置づけになっているけれど、欠点も含めて個性なのかなと思っています。この鮮やかな青色のインク「紺碧」をはじめ、同社のインクの裏抜けの激しさはあまり感心しませんけれど(^o^;)>poripori



ところで、国産文具メーカーとしてはパイロット社は立派なブランドであり、このペンのようにずいぶん長く使い、信頼性の高さを感じておりますが、中にはどうも首をかしげる、言い方を変えると自分とはマッチしそうにない製品もあります。例えば、一時爆発的に流行した「ドクターグリップ」型の、指で持つところが、妙に細くなったシャープペンシルやボールペン等です。学生時代、自分では鉛筆型のボールペンの握り部にシリコンのゴム管の切れ端を付けて握りを太くしていました。握り部が細いとむしろ持ちにくく、大量に書くと疲れると感じていたからです。人間工学に基づくという触れ込みも、人によって違うだろうと思って、握りが細くなった筆記具には一切手を出さずに来ました。

大きな会社ですから、たぶんいろいろな人がいて多種多様な製品が開発されており、中には私の感じ方とは方向性が異なることもあるのだろうと思いますが、カスタム・グランディの流れを引き継ぐ製品というと、カスタム・ヘリテイジということになるのでしょうか。万年筆ではなかなか大きな商売にはなりにくいのかもしれませんが、パイロット社にはこういうオーソドックスな製品をずっとなくさないで続けていただきたいものです。、


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