先日の山響こと山形交響楽団の定期演奏会で、ジュリアン・ラクリンさんがヴィオラを演奏しながら指揮をしたヒンデミットの「ヴィオラと弦楽オーケストラのための葬送音楽」を初めて聴きました。ラクリンさんのソロも山響の弦楽セクションの演奏もたいへん良かったので、ジョージ五世を悼み作曲されたというこの曲をもう一度聴きたいと、YouTube であれこれ探してみました。Google で
Hindemith viola string trauermusik YouTube
で検索すると、いくつか見つかりました。
まず、曲の終わりの部分だけですが、ジュリアン・ラクリン指揮、Sarah McElravy のヴィオラ、Kristiansand Symphony Orchestra の演奏;
Hindemith • Trauermusik for Viola and Strings • Sarah McElravy • Kristiansand Symphony Orchestra
映像から、この曲をラクリンさん自身のヴィオラと指揮で聴くことができた貴重な機会を、実に印象的に思い出します。
続いて、パーヴォ・ヤルヴィ指揮、Antoine Tamestit のヴィオラ、フランクフルト放送交響楽団による全曲の演奏;
Hindemith: Trauermusik ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ Antoine Tamestit ∙ Paavo Järvi
パウル・ヒンデミットは、1895年11月に生まれて1963年の12月に亡くなった現代の作曲家です。「画家マティス」や「ウェーバーの主題による交響的変容」などが代表的作品ですが、いわゆる「現代音楽」とは違って、意外に聴きやすいです。先日がちょうど亡母の命日でしたので、習慣に従い仏壇にお線香を上げた後でヒンデミットの音楽を聴きました。おそらくは、天上の母もヒンデミットも、「おやおや」と苦笑していることでしょうが(^o^)/ それでも良い音楽は心を鎮めてくれる面があります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます