元日の朝方に少しだけ降った雪も日中のプラスの気温であらかた融け、元朝の寺参りの対応も済ませて穏やかな正月となりました。自宅に戻り、コーヒーを飲みながら音楽の聴き始めとなりましたが、今年はハイドンの弦楽四重奏曲を選びました。作品64の4、手元にあるのはコダーイ弦楽四重奏団の演奏です。寺の雰囲気からは一転してエステルハージ候の邸宅の雰囲気になります。
考えてみれば、田舎の専業農家で生まれ育った少年が、なんでまたクラシック音楽の、しかもよりによって地味な室内楽の曲を好んで聴くようになったのか。これは若い頃の NHK-FM 「夜の室内楽」等の影響が背景にあり、近年は変則夜間勤務の単身赴任時代から聴き始めたこのCD(*1)と、山形弦楽四重奏団定期演奏会でのハイドンの弦楽四重奏曲全曲演奏にせっせと足を運び、ハイドンの音楽の魅力にどっぷりと浸った影響が大きいでしょう。しかも元日の静かな雰囲気は、大音量のポップスやオーケストラ音楽とは合わないので、こうしたさらりとした雰囲気がよくマッチします。
YouTube でこの曲の演奏動画を見つけました。まず、フェスティーシュ四重奏団による演奏;
J. Haydn - Hob III:66 - String Quartet Op. 64 No. 4 in G major
続いてアマデウス弦楽四重奏団による演奏;
Haydn - string quartet op.64 no 4
(*1): ハイドンの音楽の魅力は、例えば ハイドンの弦楽四重奏曲「ひばり」を聴く〜「電網郊外散歩道」2005年9月 などと感じます。
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